同展示のリーフレット表

千代田区立日比谷図書文化館は8月15日より、特別展「終わりから始まるものがたり-25の問いと100冊の本-」を開催する。

「終わりから始まる新たな希望のものがたり」の導き

同展の背景には、「私たちの"今"を支えているものがいかに危うく、もろいものであるかが明らかになったできごと、東日本大震災から2年半を経た今。"すべてはいずれ終わる"という真実を踏まえ、なにを大切に生きるべきか、なにを未来に残すことができるのかを、改めて問い直す時期にきているのではないか」という想いがあるという。

同展は、昨年春に東京都・江東区の日本科学未来館で開催された企画展「世界の終わりのものがたり~もはや逃れられない73の問い」を元に再構成した。様々な観点から投げかけられる25の問いと、それら問いに対する示唆や、図書館司書が選んだ100冊の「本」をヒントとして、自分なりの「終わりから始まる新たな希望のものがたり」を導くきっかけとなる展覧会となるとのこと。

展示構成は、図書機能・ミュージアム機能・カレッジ機能などの機能をもつ同館の特徴を生かし、特別展示室内だけでなく各フロアと連動した企画を展開する。メイン会場となる特別展示室(有料ゾーン)では、「問い」「示唆」「回答」からなる3種類の展示物に分かれ、来館者はハンドブックを片手に「問い」のなかを巡り、さまざまな「示唆」を見ながら自分なりの考えを深めることができるとのこと。

会期は、8月15日から10月14日まで。会期中の休館日は、8月19日と9月16日となる。所在地は、東京都千代田区日比谷公園1番4号。有料ゾーンの観覧料は、一般300円、大学・高校生200円、千代田区民・中学生以下、障がい者手帳を持つ人、および付き添いの1名は無料となる。