オンキヨーは7月10日、CD/SD/USBレシーバーシステム「FR」シリーズの2013年モデルを発表した。CD/SD/USBレシーバーシステムの「X-NFR7」のほかに、CD/SD/USBレシーバー単体の「NFR-9」、2Wayスピーカーシステム「D-NFR9」がラインナップされる。X-NFR7が8月上旬発売で、NFR-9とD-NFR9は8月中旬発売。価格はオープンで、推定市場価格は、X-NFR7が55,000円前後、NFR-9が50,000円前後、D-NFR9が25,000円前後。

CD/SD/USBレシーバーシステム「X-NFR7」

「FR」シリーズは MD付きのCDチューナーアンプにブックシェルフスピーカーというスタイルを採るオール・イン・ワンコンポ。1998年にスタートしてから、今年で15代目となる。2013年モデルでは、センターユニットをフルリニューアル。2012年モデルまでの「FR」シリーズでは、センターユニットはMD/CDチューナーアンプとなっていたが、2013年モデルでは需要の少なくなったMDを廃止。その代わりに録音/再生に対応したSDメモリーカードスロットを搭載している。対応しているカードは2GBまでのSDメモリーカードと、32GBまでのSDHCメモリーカードだ。Bluetoothにも標準対応。スマートフォンなどとのスムーズな連携を実現している。Bluetoothのバージョンは、2.1+EDR。

また、従来モデルではフロントパネルにUSBメモリ接続用のUSBポート(録音/再生用)を装備していたが、2013年モデルではそれに加えて、リアパネルにPC接続用のTypeBポートを装備。PCから再生デバイスとして指定することが可能だ。内蔵されているDACは44.1kHz/16bitのみに対応している。

入力インタフェースは、光デジタル音声×2系統にアナログ音声×3系統を装備。出力インタフェースは、アナログ音声×1系統に、ヘッドホン×1系統、サブウーファープリアウト×1系統を装備する。アンプの定格出力は19W×2(4Ω、1kHz、THD+N 0.4%以下)。

NFR-9はX-NFR7のセンターユニットのプレミアムバージョン。共振に強いアルミ素材のボリュームつまみや、バナナプラグに対応した大型のスピーカーターミナルなどが採用されている。

CD/SD/USBレシーバー「NFR-9」

X-NFR7のスピーカーは、φ13cm A-OMFモノコックコーンウーファーとφ3cmリングツイーターを使用したコンパクトなバスレフ型。バスレフポートは、低域の速度低下を防ぐ「AERO ACOUSTIC DRIVE」となっている。D-NFR9はX-NFR7のスピーカーの上位バージョンで、ダクト部をキャビネ ットと別パーツすることで不要な共振を抑える「アドバンスドAERO ACOUSTIC DRIVE」が採用されている。

2Wayスピーカーシステム「D-NFR9」

X-NFR7のセンターユニットのサイズはW215×D347×H142mmで、NFR-9のサイズはW215×D357×H142mm、X-NFR7のスピーカーのサイズはW164×D268×H282mmで、D-NFR9のサイズはW167×D260×H299mm。重量は、X-NFR7のセンターユニットとNFR-9が4.6kgで、X-NFR7のスピーカーが3.8kg、D-NFR9が3.9kgだ。