本田技研工業は9日、新たなコンセプトの新型クルーザーモデル「CTX700N」と「CTX700」の2モデルを設定し、ネイキッドモデルのCTX700Nを7月11日に、カウリング装着モデルのCTX700を8月6日に発売すると発表した。価格は、CTX700Nが74万5,500円~80万8,500円、CTX700が83万6,850円~89万9,850円。
CTXシリーズは、スタイリングや車体、エンジンなどのあらゆる領域で、優れた快適性を実現するための技術を追求したというクルーザーモデル。今回発表された両モデルは「水平基調デザイン」を採用し、フレーム構成からシートやマフラーに至るまで、機能美を融合させた水平基調のプロポーションとしている。
車体は新設計のリアサブフレームを採用することで、足着き性に優れた安心感のある720mmの低シート高を実現。ライディングポジションは、さまざまな体格のライダーが親しめるように自由度の高い設定とし、市街地走行から長距離ツーリングまで幅広い用途で快適な走行が楽しめるという。
エンジンは、ニューミッドコンセプトシリーズでも採用されている水冷・4ストローク・OHC・直列2気筒700ccを搭載。低・中回転域の力強さと、38.0km/L(60km/h定地走行テスト値)という燃費性能を両立している。また、両モデルともにマニュアルトランスミッション搭載タイプと、デュアル・クラッチ・トランスミッション搭載タイプを設定している。