俳優のトミー・リー・ジョーンズがダグラス・マッカーサーを演じる映画『終戦のエンペラー』(7月27日公開)の日本版主題歌に、歌手の米良美一が歌う「Can You Hear?」が採用されることが8日、明らかになった。
同作は、『真珠の耳飾りの少女』(2004年)、『ハンニバル・ライジング』(2007年)などで知られるピーター・ウェーバー監督がメガホンを取り、マシュー・フォックス、トミー・リー・ジョーンズ、初音映莉子、西田敏行、桃井かおりといった日米の名優が名を連ねた作品。第二次世界大戦後の日本を舞台に、トミー・リー・ジョーンズ演じるダグラス・マッカーサーが、部下であるボナー・フェラーズ(マシュー・フォックス)にある極秘調査を命じたことから物語は展開する。
今回、日本版の主題歌に採用された「Can You Hear?」は、作詞を奈良橋陽子プロデューサーが担当したほか、作曲をタケカワユキヒデ、編曲をミッキー吉野というかつてのゴダイゴメンバーの手によって完成した。楽曲が制作される中、試写を見た米良は「この映画を作ってくれて本当にありがとう」と感謝の言葉を述べながら、大粒の涙を流したのだという。本編エンドロールでの披露は、18日に開催されるジャパンプレミアとなり、また、7月中旬から放映されるCMでも採用される予定となっている。
米良は、「この映画に出会えて本当によかった。私が今ここにいるのは、この時代を生きた人たちがいたおかげだと感じました」と振り返り、主題歌について「先人に恥じないよう、私も未来のために、しっかりと生きて行かなくてはならない。そんな思いを込めて歌いました」と語っていた。主題歌決定と合わせて、本編映像を使用した110秒のプロモーションビデオが公開。終戦後の再生を追った映像を、米良の歌声が優しく包み込んでいる。
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