今月1日に所属事務所を移籍し、俳優業をメインに活動することを発表していた栗原類が、水嶋ヒロの3年ぶりとなる主演映画『黒執事』(2014年新春公開)に出演することが8日、明らかになった。
同作は、月刊『Gファンタジー』(スクウェア・エニックス刊)で2006年から連載中の枢やなの同名コミックを原作に、大谷健太郎監督とさとうけいいち監督がタッグを組んで実写化に挑んだ。栗原が演じるのは、大使館員の遺体を運ぶ謎の葬儀屋・ジェイで、原作をベースにしたオリジナルキャラクター。その奇抜な衣装はスタッフのこだわりぬいたコーディネートで、帽子はジェイのイメージに合わせて特注した。
今回の出演オファーを「うれしさと不安がありました」と語る栗原。同作は水嶋の俳優復帰作で、脇を固めるキャストも剛力彩芽、優香、山本美月、城田優、安田顕、志垣太郎、伊武雅刀、岸谷五朗といったそうそうたるメンバーが名を連ねている。栗原は「僕は芝居経験がほとんどないので、お力になれるかどうか不安でした」と吐露しながらも、「現場に入ると、子どもの夢みたいな、まるでティム・バートンの映画のような世界観だったので、感じたことを自由に演じさせていただきました」と振り返り、「現場で水嶋さん、剛力さんとお話しすることで、自分の役が見えてきました」と語っていた。
栗原は、7月1日付で所属事務所をジュネスから、エヴァーグリーン・エンタテイメントに移籍。同日のブログで「今年からは主にお芝居を中心に頑張って行きたいと思います」と俳優業をメインに活動していくことを発表し、「前から役者になりたいと言う強い思いがあり、今後は役者の勉強をコツコツとして行きたいと思います」と意気込みをつづっていた。
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