マーケティングリサーチなどを行うドゥ・ハウスはこのほど、「ニオイと汗」に関するアンケート結果を発表した。調査は6月14日~15日にインターネットリサーチサービス「myアンケートASP」を利用し、全国の「モラタメ.net」会員の20~59歳の男女を対象にWebで行われた。有効回答は1,047件。
スポーツ中とスポーツ後に気になるニオイ
自分自身の汗のニオイが気になったことがある人は、全体の90.0%だった。どんなときに気になるのかを尋ねると、「スポーツ中やスポーツをした後」が最も多く、35.5%。次に多かったのが「大切な人と会うとき」の17.4%で、その次は「電車内」の14.5%となった。
自分の汗対策にデオドラント製品(制汗剤)を使用している人は全体の60.1%で、最も多く使われていたのが「制汗スプレー」(67.4%)だった。2位は「汗ふきシート」(44.4%)、3位は「ロールオンタイプの制汗剤」(24.0%)となっている。
洋服を選ぶ際に汗を気にする人は57.5%で、汗が目立たない色や通気性の良いデザイン、ドライ素材のものを選ぶなどの対策をとっていることがわかった。
他人のニオイで最も気になるのは汗
「他人の嫌なニオイで最も気になるもの(単一回答)」を聞いたところ、1位は「汗等の体のニオイ」で33.4%となった。2位が「口のニオイ」で31.3%、3位が「たばこのニオイ」で19.6%、第4位が「きつすぎる香水のニオイ」で10.5%だった。
他人のニオイが最も気になる場所を聞いたところ、1位は「電車内」で36.1%だった。2位は「エレベーター内」の18.6%、3位は「オフィスの会議室」で16.3%となった。閉め切った空間で他人との距離が近い状態が一定時間続く場所で、他人のニオイが気になるようだと、同調査では分析している。
他人のニオイが気になったときの対応を尋ねると、最も多かったのが「それとなく距離をおく」(50.9%)で、次が「それとなくその場を離れる」(46.7%)となった。「親しい人の場合は指摘する」の回答は5.6%だった。ニオイは体に密接に関わるため、直接指摘をするケースは少ないと同調査では分析している。