三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下MUFG)の子会社である三菱東京UFJ銀行は2日、GE Capital International HoldingsCorporation(以下GEキャピタル)と、GEキャピタルが保有するBank of Ayudhya Public CompanyLimited(以下アユタヤ銀行)の株式に関する株式応募契約(以下同契約)を締結した。

今後、関係当局の承認、アユタヤ銀行の株主総会決議の取得、その他の諸条件が充足されることを条件として、アユタヤ銀行の株式の過半数以上の取得を目指し、1株あたり39タイバーツで株式公開買付(Voluntary Tender Offer-VTO)(以下同株式公開買付)を実施する。

GEキャピタルは、同契約に従い、保有する全てのアユタヤ銀行株式1,538,365千株(発行済株式総数の約25.33%)につき、同株式公開買付に応じる。同株式公開買付の完了をもって、三菱東京UFJ銀行はGEキャピタルに代わりアユタヤ銀行の大株主となり、既存大株主であるRatanarakGroup(ラタナラック家を中心とする株主グループ)とともに、アユタヤ銀行の更なる発展を主導していくとしている。

三菱東京UFJ銀行およびアユタヤ銀行は、広範な戦略的協業関係の構築に向けて協議を進めるとともに、タイ中央銀行による規制(One Presence Policy)に従い、同株式公開買付後の三菱東京UFJ銀行バンコック支店とアユタヤ銀行の統合について検討を行っていく。両行による合意を経て、同株式公開買付後にバンコック支店とアユタヤ銀行の統合が実施される見込みとしている。