東京都現代美術館(東京都江東区)は9月8日まで、親子向けの展覧会「オバケとパンツとお星さま - こどもが、こどもで、いられる場所」を開催している。
童心にかえって美術に親しむ展覧会
同展は幼児から小学生の子供たちを主な対象とし、美術館での鑑賞方法を楽しく学ぶとともに、自然なふるまいを抑制することなく、美術に親しむきっかけを創り出すことを目的に開催。「オバケ」「パンツ」「お星さま」をテーマに、5人(組)のアーティストによる作品を展示する。
最初と最後の展示室では、ファッションデザイナーの伊藤弘子さんとアーティストの松岡武さんからなる「ゼロゼロエスエスによる「変身コーナー」がある。いろいろな布があり、「オバケ」と「パンツ」と「お星さま」をテーマに自分だけのオリジナル衣装もつくることができる。
松本力さんによる「オバケ」コーナーは、オバケがダンスをしたり、山にオバケたちが登ったりする様子をアニメーションで上映。デタラメ星座協会による「お星さま」コーナーでは、星と星をつないで自分だけのデタラメ星座を作ることができる。また、トラフ建築設計事務所は、肖像画等が並ぶ「オバケ屋敷」を展示している。
はまぐちさくらこさんの「パンツ」コーナーでは、「家ではいつもはだかの"はだかちゃん"が、自分で作ったぱんつちゃんと夢の中で"ぱんつのくに"に旅に出る」という物語に合わせて展開。展示室全体が絵本のような世界となっている。
同展は通常の美術館とは異なり、作品に触れながらおしゃべりすることもできる。ただし、他の人に迷惑をかけたり故意に作品を傷つけたりすることは禁止されている。また、館内での家族・友人間の記念撮影もできる。
時間は10時~18時。ただし、7月19日、26日、8月2日、9日、16日、23日、30日、9月6日(いずれも金曜日)は10:00~21:00(*入場は閉館の30分前まで)。料金は、一般1,000円、大学生・65歳以上800円、中高生500円、小学生以下無料(保護者同伴が必要)。休館日は月曜日(7月15日は開館、翌日休館)。