プジョー・シトロエン・ジャポンは、2014年からFIA世界ツーリングカー選手権(WTCC : World Touring Car Championship)に参戦すると発表した。ドライバーはWRC9連覇など輝かしい実績を持つセバスチャン・ローブ選手を起用する。

今シーズンのラリー・モンテカルロで優勝したセバスチャン・ローブ選手

シトロエンは20年以上にわたって公道を舞台にしたモータースポーツで活躍してきた。クロスカントリーラリー・ワールドカップタイトルを5回、世界ラリー選手権(WRC)のマニュファクチャラーズタイトルを8回獲得しており、並ぶものがないほどの実績を残している。

今回、シトロエンは新たな挑戦として、初めてサーキットレースの世界選手権に参戦することを発表した。これはシトロエンにとって、モータースポーツがテクノロジーを証明するために重要であることのメッセージだという。

ドライバーを務めるのは、WRCで前人未到の9連覇を達成し、今シーズンも圧倒的な強さを見せているセバスチャン・ローブ選手。ローブ選手はデビュー時から一貫して、シトロエンのマシンをドライブし、WRCで活躍してきた。今回のシトロエンのWTCC挑戦とともに、ローブ選手もラリードライバーとしてのキャリアに区切りをつけ、サーキットに進出する。

ローブ選手は、「このプロジェクトが決定したことを心から喜んでいます。シトロエンの歴史と私の人生に新たな一章をつづることができるのは、私の夢でした」と語っている。