さまざまなジャンルのメディア事業を手がけるイードは、「プチバン」の保有者1,000人に満足度などの調査を行い、その結果を発表した。満足度が8割以上と高いレベルである一方、保険と税制の見直しが購入意向の6割以上に影響していることがわかった。

「プチバン」の車種数の推移

「プチバン」はスライドドアを持つコンパクトカーの総称で、イードが昨年5月にこの新しいカテゴリを提唱するとともに、人気の実態を初めて調査した。その時点でプチバンカテゴリに該当する車種は11車種だったが、現在は「スペイド」や「スペーシア」などが登場し、16車種にまで増加している。今回の調査では、「プチバン」保有者1,000名を対象に、「プチバン」の人気の理由や用途などを調べた。

「プチバンの満足度を100点満点で答えてもらう質問では、20代から60代まですべての年代で平均点数が80点を超えた。男性と女性の比較では、女性のほうが高い点数をつけている。満足ポイントは1位が車内の広さ、2位が運転のしやすさとなっており、ドア開口部の広さが3位で続いている。プチバンの用途は1位が日常の買い物、2位が送迎などちょっとした外出となっており、普段使いがメインとなっていることがわかった。ただし、コンパクトカー(登録車)に限ると、日帰りレジャーや泊まりがけの旅行といった用途が多くなっている。

「プチバン」にはコンパクトカー(登録車)と軽自動車が混在する。自賠責保険の保険料見直しやTPP参加による軽自動車の税制優遇の見直しなど、軽自動車と登録車のコスト面の差が少なくなる動きがあることについて尋ねた質問では、購入意向に「非常に影響する」が15.0%、「影響する」が48.5%で、6割以上が影響があるとしている。