アンケートサイト「Qzoo」を運営するゲインと、シニア向けコミュニティサイト「シニア・ナビ」を運営するZENが提携して運営する「シニア・ナビリサーチ」はこのほど、同サイト会員を対象に「シニアの旅行に関するアンケート調査vol.4」を実施し、結果を公表した。
同調査は5月16日~17日、全国の50代以上の男女を対象に、インターネットリサーチにて実施。1,000名から回答を得た。
今夏の旅行予定者は全体で45.1%と、春に比べ1ポイント増加
全体で見ると、「旅行予定者(計)」が45.1%と、シニア層の半数近くが夏の旅行を計画している結果となった。内訳は、「国内旅行予定者(計)」が39.4%、「海外旅行予定者(計)」が8.0%だった。春に比べると「国内旅行予定者(計)」は約1ポイント増加し、「海外旅行予定者(計)」は約1ポイント減少した。7、8月には夏祭りやイベントなどなどもあり、夏は国内へ旅行に行く割合がやや増えている。
性別×年代別で見ると、「国内旅行予定者(計)」がもっとも多かったのは女性70代以上で50.0%だった。次いで男性70代以上が46.0%と、どちらも4割を超える一方、50代以下は男女共に4割以下となった。年収別で見ると、1,000万円以上の層の62.5%が、今夏「旅行予定あり」で、特に「国内旅行予定者(計)」が50.0%と、全体よりも11ポイント上回る結果となった。
「北海道」が5つの居住地で上位にランクイン
全体的に各居住地から近い都道府県が多くランクインした。また、「北海道」は5つの居住地でランクイン。世界自然遺産や温泉など観光スポットの多い「北海道」は、夏の旅行先として絶大な人気となっている。関東居住者では、避暑地として人気のある「長野県」と「静岡県」が「北海道」と並び1位を獲得。近畿地方の居住者は、近県が上位を占める中、「兵庫県」と並び「北海道」「東京都」「長野県」が3位にランクインしている。
春に比べ夏は「外で自然を楽しむ」派が増加
全体で見ると、春に比べ夏は「自然の多い場所に行くこと」が7ポイント増加した。春は「外で景色や名所をアクティブに楽しむ」派が多かったのに比べ、気温が高くなる夏は「外で自然を楽しむ」派が増えていることがうかがえる。
男女別で見ると、女性は「気分転換をすること」が高く、男性と13ポイントの差が生じた。年代別で見ると、50代、60代は「おいしいものを食べる」が70代以上よりも11ポイント以上高く、70代以上は「美しい景色・風景を見ること」が他の年代に比べ11ポイント以上高い結果となった。
世帯年収別では、年収300~500万円未満の層は「美しい景色・風景を見ること」が50.4%と高く、全体よりも10ポイント高い。年収1,000万円以上の層は「おいしいものを食べること」「気分転換をすること」「日常の疲れを癒やすこと」が他の年収層よりも高かった。
その他、詳細は同サイトニュースリリースにて確認できる。