損保ジャパン東郷青児美術館は9日~8月25日、展覧会「<遊ぶ>シュルレアリスム―不思議な出会いが人生を変える―」を開催する。
シュルレアリスムの「遊び」に焦点を当てた展覧会
シュルレアリスムは、第一次世界大戦後のフランスに始まり、やがて国際的に広まっていった20世紀最大の芸術運動で、夢や無意識、非合理の世界に目を向けることで、現実の新しい見方や生き方を探り、伝統の枠から自由な芸術表現を目指した。
そのためにシュルレアリストたちは、偶然のもたらす驚異や、互いに無関係なイメージの結びつきによる意外性などに「不思議の美」を見いだし、「遊び」にも似た手作業を通じて、斬新な作品を創り続けたという。
同展は、そうしたシュルレアリスムの軽やかでユニークな「遊び」の諸相に焦点を当てた展覧会。国内外のコレクションから、多彩な作家の絵画、写真、彫刻、オブジェのほか、雑誌・書籍などの資料を含む約200点を一堂に展示し、不思議な出会いに満ちたシュルレアリスムの魅力に迫るという。
開催日時は、7月9日~8月25日 10時~18時(入館は閉館の30分前まで)。月曜休館(ただし7月15日は開館)。会場は、損保ジャパン東郷青児美術館(東京都新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン本社ビル42階)。観覧料は、一般1,000円、大・高校生600円、シルバー(65歳以上)800円、中学生以下は無料。その他、詳細は同館Webページを参照のこと。