1970年代~80代にかけて人気を博した英姉妹音楽グループ・ノーランズのバーニー・ノーランが乳がんのため死去した。52歳だった。
乳がんで10カ月間の闘病生活を送ってきたバーニーだが、がん細胞が肝臓、肺、脳、骨へと転移してしまい、夫のスティーヴ・ドニーシーさんと育ち盛りの14歳の娘エリンさんを残して7月4日に息を引き取った。
2012年に化学療法と乳腺切除手術によって一度は全快したと診断されていたものの、その年にがんが再発してしまったことでホスピスに入居していたバーニーは、死期が近くなったこともあり家族と最期の時間を過ごすために、最近になって自宅に戻っていた。ノーラン家のスポークスマンは「家族全員に見守られながら、今朝バーニーは静かに息を引き取りました。素晴らしい妻であり、母であり、そしてノーランズの姉妹の1人として皆に愛されたバーニーを失ってしまい家族全員が悲しみに打ちひしがれています。家族一同、この辛い時期に皆さまにはプライバシーを尊重していただければ幸いです」と発表している。
バーニーは、ノーランズでボーカルとして活躍し、「ダンシング・シスター」などのヒット曲を手がけた。その後、英ITVのドラマ『ザ・ビル』やチャンネル4の昼ドラ『ブルックサイド』に出演するなど活躍の場所を広げていった。
4日にバーニーの訃報が流れたことで、ドラマの共演者やファンたちがからバーニーの死を惜しむ声が続々と届いている。『ブルックサイド』で共演したジェニファー・エリソンは「バーニー・ノーランが亡くなったと聞いて、とっても悲しいです。素晴らしい女性でした。2度も彼女と一緒に仕事ができたという名誉は、良き思い出になるでしょう」とツイートを残している。
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