学生時代と違って社会で仕事をする際には、全てに礼儀作法が必要となります。時には、そうした約束事が面倒くさく感じることがあるかもしれませんが、そんな時には、次の言葉を思い出してください。

本日の論語

『有子曰、礼之用和為貴』(有子曰わく、礼の用は和を貴しとなす)

意味

有先生がおっしゃるには、もともと礼節は、人間の共同生活に節度を与えるもので、本質的には厳しい性質のものだが、その働きの貴さは、のびのびとした自然的な調和を実現するところにある。

解説です!

聖徳太子が策定した「十七条憲法」の第一条にある「和を以って貴しとなす」の元となった言葉です。礼は「人々が調和することが最も大事なはたらをするものだ」ということで、何事にも礼儀というものは大切であるということを伝えています。

こんなシーンで役立ちます!

仕事をする上で、会社の中はもちろん、対外的にもいろいろな人と出会うはずです。名刺交換などをはじめ、その後のお付き合いなどにも礼儀を忘れずにいれば、仕事を進める上でもスムーズに行くことは少なくありません。社会人として、常にこの言葉を忘れず人と接していれば、きっといいことがあるはずです。