マウスなしでPCを操作できる「視線アシスト機能」とは?
「視線アシスト機能」とは、利用者の目線を自動認識して、どこを見ているかによってさまざまな機能を呼び出すユニークな仕組みだ。
例えば、デスクトップを表示中に画面の右側を見ると、自動的にWindows 8のチャームバーを表示。また、Internet ExplorerでWebページを閲覧中、画面の上下を見ることで、ページを上下にスクロールできたりもする。
本当にそんなことができるのか半信半疑だったが、実際に視線で操作できたときは技術の進歩に感動。未来を感じさせる面白い機能だ。何だか自分がニュー○イプになった気分である。最初に多少の設定と調整が必要となるが、FH78/LDを手に入れたらぜひ試してほしい。
このセンサーを有効化することで、ユーザーがFH78/LDの前から離れたときに自動でディスプレイを消したり、ハンドジェスチャーでさまざまな機能を呼び出すこともできる。ハンドジェスチャーとは、ユーザーの手の動きを認識して特定の操作を実行する機能だ。こちらは「理力」を手に入れた感じで気持ち良かった。
さて、実際に視線アシスト機能を使ってみた感想だが、正直なところ今一歩という印象。例えば、Windows 8の通知領域を見たときにチャームバーが表示されたり、Internet Explorerで思うように上下スクロールできない場面があった。視線アシストの精度は、周囲の明るさにも左右されるようだ。快適に利用できるようになるには、もう少しチューニングが必要かもしれない。ちなみに視線アシスト機能は、デフォルトではオフになっている。
だがこうした新しい取り組みが、今後のガジェットの進化につながるのも事実。これからも斬新な技術をぜひ積極的に取り入れていただきたいものである。
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