『銀河鉄道999』シリーズと並び称される松本零士の人気コミックで、およそ30年ぶりにアニメーション映画化を果たし、9月7日より全国公開される『キャプテンハーロック』が、真夏のお台場をジャックし、松本零士ワールドを堪能できるさまざまなキャンペーンを展開することが明らかになった。
まず1つ目は、「ホテル グランパシフィック LE DAIBA(ル・ダイバ)」に『キャプテンハーロック』のコンセプトルームが誕生する。同ホテルは、過去に『機動戦士ガンダム』や女子小学生に人気のアニメ・ゲームとリアルがシンクロした『プリティリズム』、電車が主人公のCGアニメ『チャギントン』など、数々のコンセプトルームを販売してきたことで有名なホテル。今回は、「アルカディア号の艦内にいるかの様な窓の装飾」や「あのキャプテンハーロックの"艦長席"に実際に座れる」、「壁に過去作品の設定資料が掲出」など、『キャプテンハーロック』の世界を満喫できるコンセプトルームになるという。コンセプトルームの展開期間は、7月20日から12月20日まで。7月5日より受付がスター卜する。
2つ目は、国内最大級の屋内型テーマパーク「東京ジョイポリス」とのコラボレーション企画。エントランスゲート上部の大型ビジョンでイベントをアナウンスする『キャプテンハーロック』スペシャルムービを上映。ほかにも東京ジョイポリスのアトラクションでスタンプラリーを開催し、スタンプを集めると抽選で豪華賞品プレゼント、ハーロックをはじめとするアルカディア号クルーらと共に写真を撮れるフォトポイントを設置する。さらに、話題の"プロジェクションマッピング"を駆使し、巨大アルカディア号が発進するスペシャル映像など、「アルカディア号」の乗組員になったかのような仕掛けが盛りだくさんとなっている。また、館内のタイアップカフェでは、期間限定の『キャプテンハーロック』スペシャルフードメニューが用意される。開催期間は7月20日から9月末日まで。
3つ目は、隅田川~東京湾を運航する水上バス「ヒミコ号」と「ホタルナ号」が『キャプテンハーロック』仕様になる。この2隻の水上バスは、松本零士がデザインした流線型の未来的なスタイルをした船体。期間中は、船内で『キャプテンハーロック』の映像を上映、各キャラクターの等身大スタンディーと一緒に記念撮影、キャラクターをイメージしたジェラートやオリジナルメニューが用意される。期間中は『キャプテンハーロック』の特別記念乗船券も発売され、開催期間は7月20日から10月上旬まで。
東映アニメ史上最高額として総制作費3,000万ドルと言われている本作は、キャプテンハーロック役に小栗旬、新キャラクターでハーロックの命をつけ狙う青年・ヤマ役に三浦春馬、宇宙海賊クルーに蒼井優、古田新太、福田彩乃と豪華声優陣が出演する。物語は人類が銀河の果てまで進出した時代、戻るべき場所=地球への居住権を巡る紛争が勃発。切り札として建造された四隻のデス・シャドウ級宇宙戦艦の四番艦・艦長であり、英雄と呼ばれたハーロックは終戦とともに姿を消すが、呪われた宇宙海賊となって政府に叛旗を翻す。なぜハーロックは姿を消し、海賊となって現れたのか――原作・松本零士、脚本・福井晴敏、監督・荒牧伸志による超大作が、30年の時を経て蘇る。
(C)LEIJI MATSUMOTO/CAPTAIN HARLOCK Film Partners