アイ・オー・データ機器は3日、同社の企業向けNAS製品にWestern Digital製HDD「WD Red」を搭載して出荷すると発表した。7月上旬より順次発売する。価格は190,000円より。
Windows Storage Server 2008 R2 Workgroup Edition / 2012 Workgroup Edition / 2012 Standard Editionを搭載した、アイ・オー・データ機器の企業向けNAS製品に内蔵されているHDDをWestern Digital製HDD「WD Red」へと変更。従来は1年だったHDDの保証期間を3年間に延長している。
また、動作周波数2.13GHzで2コアのIntel Atomや、従来モデルの倍となる4GBメモリを搭載することで、パフォーマンスが向上。バックアップソフトウェアやウィルス対策ソフトウェアを、快適に動作させることが可能なほか、データのバックアップが高速に行えるという。
HDL-Z6WLシリーズ
OSにWindows Storage Server 2012 Standard Editionを搭載した6ドライブモデル。6TB/12TB/18TBのモデルを用意。7月上旬より発売し、価格はそれぞれ320,000円/350,000円/410,000円。
OSにWindows Storage Server 2012を搭載することで、2つのNICを1つのポートとして認識させる「NICチーミング」が利用可能。通常時は2つのポートで、データを分散処理し、アクセスが増加しても高速通信を維持するほか、どちらか一方のポートに異常が発生した場合でも残ったポートを利用してサービスを継続できる。
また、NASに同じファイルが重複して保存されている場合や、部分的に同じデータ情報を含んだ2つのファイルを発見した場合、データの重複排除を行い容量を節約する。
対応RAIDモードはRAID 0/5/マルチディスクモード。ホットスワップにも対応する。
インタフェースはGigabit Ethernet対応有線LAN×2、USB 3.0×2、USB 2.0×5、eSATA×2。推奨する最大同時接続台数はWindowsで50台。本体サイズはW260×D235×H180mm、重量は9.6kg。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8、Windows Server 2003 R2 / 2008 / 2008 R2 /2012、Mac OS X 10.5以降。
HDL-Z4WMシリーズ
OSにWindows Storage Server 2012 Workgroup Editionを搭載した4ドライブモデル。4TB/8TB/12TBのモデルを用意。7月上旬より発売し、価格はそれぞれ190,000円/210,000円/250,000円。
HDL-Z6WLシリーズと同様に、「NICチーミング」に対応する。対応RAIDモードはRAID 0/5/マルチディスクモード。ホットスワップにも対応する。
インタフェースはGigabit Ethernet対応有線LAN×2、USB 3.0×2、USB 2.0×5、eSATA×2。最大同時接続台数は50台。本体サイズはW180×D235×H180mm、重量は8.4kg。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8、Windows Server 2003 R2 / 2008 / 2008 R2 /2012、Mac OS X 10.5以降。
HDL-Z4WSシリーズ
OSにWindows Storage Server 2008 R2 Workgroup Editionを搭載した4ドライブモデル。4TB/8TB/12TBのモデルを用意。7月上旬より発売し、価格はそれぞれ190,000円/210,000円/250,000円。
対応RAIDモードはRAID 0/5/マルチディスクモード。ホットスワップにも対応する。
インタフェースはGigabit Ethernet対応有線LAN×2、USB 3.0×2、USB 2.0×5、eSATA×2。最大同時接続台数は50台。本体サイズはW180×D235×H180mm、重量は7.2kg。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8、Windows Server 2003 R2 / 2008 / 2008 R2 /2012、Mac OS X 10.5以降。