Sublime HQ Pty Ltdは27日(現地時間)、テキストエディター「Sublime Text 3」のパブリックベータを公開した。Windows OSのほかUbuntu、OS X(10.7以降)に対応し、同社Webサイトからダウンロードできる。

Sublime Text 3は、プログラミングに適したテキストエディターで、複数行を選択しての同時編集機能や入力したコードをプレビューするミニマップ、正規表現のサポート、数多くのプログラミング言語のシンタックスハイライトやオートコンプリート、スキンと多くの機能をサポートしている。

新たなパブリックベータとなるBuild 3047は、ファイルの変更検出やレンダリング性能の改善を行い、特定環境下で発生していたクラッシュを改善した。また、個別のOSでは、Windows OSおよびLinuxにおいてHigh DPIをサポート。Windows OS固有では、Unicodeパスにおける自動アップデート、OS XにおいてはSublime Text 3がバックグラウンドに位置する際、コンテキストメニューが正しく動作しない問題を修正している。また、Sublime Text 3のプラグインを実行するために提供されるAPIも改良が施された。

もともとSublime Textは、各種開発言語のシンタックスハイライトを早い時期からサポートし、設定やプラグインにより、IDE(Integrated Development Environment:統合開発環境)風の利用が可能。本来は70ドルのシェアウェアだが、ベータテスト期間中は無償で利用できる。

「Sublime Text 3」のパブリックベータ起動画面