茨城交通の「ガールズ&パンツァー応援ラッピングバス」(ガルパンバス)に2号車が登場した。大洗町が舞台の人気アニメ『ガールズ&パンツァー』のラッピングを施したもので、2012年11月に運行を開始した「ガルパンバス」(1号車)に続く、2台目の"痛バス"となる。

「ガールズ&パンツァー応援ラッピングバス」外観

今回のラッピングバス2号車は、関係者の「『ガルパンバス』で東京に行きたい」との思いから誕生したという。大洗町では、町をあげて『ガールズ&パンツァー』による観光客誘致などに取り組んでおり、この取組みは観光庁主催「第1回『今しかできない旅がある』若者旅行を応援する取組表彰」で奨励賞を受賞した。

関係者の間では、以前から「受賞したら表彰式に『ガルパンバス』で乗り付けよう」と話が盛り上がっていたという。しかし調査の結果、車体の古い「ガルパンバス」1号車では、東京都のディーゼル規制により都内に入れないことが判明。一時は関係者一同あきらめたものの、表彰式2週間前になって熱意が再燃。ディーゼル規制の対象とならない年式の新しいバスにラッピングを施し、バスの採寸からデザイン起こし、茨城県バス協会のラッピング審査会承認、印刷・施工まで、「怒涛の早さ」で進行したという。

その甲斐あって、6月27日の表彰式前に無事完成にこぎつけ、「ガルパンバス」2号車として、意気揚々と東京に凱旋したという。「ガルパンバス」2号車は水戸市内を中心に、ひたちなか市、城里町、常陸大宮市方面などで運行される。