ギフト・ラッピングコーディネーターは、短期間の講座を受講することで取得できる資格です。基本的なラッピング技術や知識を学ぶことができます。販売・サービス職に携わる人だけでなく、一般の人にも趣味・実用講座として人気があります。
■受講の概要
・事前講習会:初めて講習会に参加する人向けの基本講座で、認定講習会の前日に行われます。道具の使い方や紙のとり方、基本的な包み方などについて勉強します。
・認定講習会:ギフト・ラッピングコーディネーターの資格取得を目的としている人が対象。実技実習を含む2日間の講座を受講し、認定試験に合格すると資格を取得できます。講習内容は、冠婚葬祭や年中行事などを含む「ギフトに関する一般知識」や「ギフトの知識」、ラッピングに関する知識などを学び、実際にラッピングの実習を行います。
・開催スケジュール:年間2~3回程度実施。詳細は公式HPを参照。
■資格を生かすには?
販売・サービス業に携わる人は、講座で学んだラッピング技術を仕事に応用することで、サービス力の向上につなげられるでしょう。特に雑貨・インテリア関連のショップなどのギフト商品が多く扱われる場では、顧客からの信頼や売り上げアップに貢献することも可能です。また、ラッピングの技術や知識は日常のちょっとしたギフトにも応用できます。
■更にステップアップするには?
ギフト・ラッピングコーディネーターの資格を取得すると、「ギフト・ラッピングコーディネーター上級資格」の講座を受講することができ、認定試験を受けられます。応用編の包み方やリボンワーク、風呂敷、水引など、更に幅広い知識や技術を習得できます。そしてギフト・ラッピングの教室を主宰したい、カルチャースクールなどの講師になりたいという人には、「講師資格認定講習会」を経て認定試験を受験する道もあります。ギフト・ラッピングはきちんと包むだけでなく、贈答の基本的な知識や一般常識がしっかりと身についていることが大切です。贈る人の気持ちも包むのがギフト・ラッピングコーディネーターの役割なのです。