東京で暮らしていると、あちこちで立派な体格の猫を見かける。外飼い猫や地域猫であることが大半だ。今回の記事は、そんな猫たちの写真を100枚ご紹介するコーナーの第二弾。前回の記事と同様に、カメラマンは、ブログ「街のねこたち」の管理人であるKiyochanさんだ。

Kiyochanさんの連載・「東京でのんびり暮らす外猫たち」はこちらから

東京で暮らす外猫たち

猫の語源は「寝」「子」だという説があるように、猫は常に眠っている印象がある。外猫でもそれは同様で、寝起きの猫に遭遇すると「寝たりない」とでも言いたそうに大あくびをかましてくれる。

外猫には警戒心の強い子もいれば、人によく懐いている子もおり、その性格は実に様々だ。猫がおなかを見せてクネクネとダンスをすることは、「遊ぼうよ」と誘っていることを意味する。この日はかわいらしい黒猫さんがダンスを踊ってくれた。

自由気ままな猫たち

オス猫は、メス猫と異なり性格が子供のままであることが多いように思われる。いつまでたっても甘えん坊で、遊びたがり屋だ。スーパーボールを気だるそうにいじくりまわす若い猫がいた。

室内飼いの黒猫は大抵ビロードのような漆黒の毛色であることが多い。しかし、外を歩いていると、道で出会う黒猫の大半は体の一部にどこかしら「茶色」である部分がある。まるで日焼けでもしたかのようだ。

茶トラ白の猫たち

茶トラや茶トラ白の猫は、たいていかなり体が大きくなる傾向があるようだ。この日見つけた猫は、日本風の家の屋根で昼寝をしていた。日向ぼっこしながら眠るとは実に贅沢だ。

外を歩く猫は、人相が悪かったり、ぶさかわだったり、いろいろな顔の猫がいる。愛嬌があって例外なく皆可愛い。そしてごくまれに、度肝を抜かれるほど美しい猫がいたりする。こういう顔をした猫は、猫の世界でもモテたりするのだろうか。

ユニークな表情の猫たち

カメラに向かってにんまりと笑う猫。あくびの途中だったのかもしれないが、まるで悪巧みでもしているかのような表情だ。

一方こちらは熟睡中の猫さん。目をつむっているにもかかわらず、目のところに縦に模様が入っているため、目がついているようにも見える。まるでアニメにでてくる猫のような容貌になっていた。

アグレッシブな猫たち

外にいる猫たちは、室内飼いの猫たちよりも運動量が多いせいか、筋肉がとてもよく発達しているように思える。アクロバティックに動きまわるその姿は実に軽快だ。

猫同士でケンカごっこをしているところに遭遇。本気の猫パンチをくらうと実にしみじみと痛いものだが、この日のケンカは、ケンカ「ごっこ」。この場合の猫パンチは、くらってもまったく痛くない上に、猫の肉球の柔らかさを堪能することができる。

元気いっぱいの猫たち

公園にいたのは、ボールを追いかけて遊ぶまだ若い猫だ。遊んでいるときは興奮するのか、たまに二足歩行になっていることをよく見かける。少しぽっちゃりしたデブ猫でも二足歩行をすることができるので、驚いたことも。

そして最後に猫のあくびをご紹介。口の中まで淡く美しいピンク色だなんて、どこもかしこも猫はかわいいとしみじみ思う。

いかがだっただろうか。今回は、フォトグラファーKiyochanさんの作品100点をご紹介した。東京に立ち寄った際は、この巨大な街で気ままに暮らす猫たちと是非触れ合ってみてほしい。

<フォトグラファーのプロフィール>
Kiyochan
ひたすら東京の「ねこ」にこだわり、撮り続けることはや十数年。気がつけば、サラリーマンからフリーのねこフォトグラファーに華麗なる転身を遂げていた。今日も東京のどこかで、夢とねこたちを追い続けている。
著書に写真集「ねこ散歩」、「新・ねこ散歩」など。
ブログ「街のねこたち」は毎日5回せっせと更新中。