三菱自動車は2日、PSAプジョー・シトロエン(フランス・パリ)とのロシア合弁車両組立工場である、ロシア・カルーガ州のPCMA Rus(ピーシーエムエー・ルス)において、中型SUV「パジェロスポーツ」の生産を開始したと発表した。
同社は、安定的にSUV需要が伸びていくことが期待されるロシア市場において、2010年4月にPCMA RusでのSKD生産を開始し、2012年11月には新型SUV「アウトランダー」の本格生産を開始している。
今回、新たに現地生産車種として追加された「パジェロスポーツ」は、2008年に輸入完成車としてロシア市場に投入され、ロシアでの累計販売台数は2万4,000台(5月末時点)に上っているとのこと。
2012年12月には、購入者の声を反映した車両をより迅速に提供できる体制を整えることを目的に、ロシアにおける現地販売代理店の発行済株式総数の9%の株式を取得。競争が激化するロシア市場で更なる成長を目指すとともに、生産と販売が一体となった事業を推進することで、重要市場であるロシア事業をより一層強固なものとすべく前進を図るとしている。