SUBARUの新型SUV「フォレスター」で、1年にわたり世界五大陸10万kmを走破する冒険の旅が進行中だ。その様子を完全追跡中の「FORESTERLIVE」スペシャルサイトによると、出発から194日目、アフリカ大陸にて、全行程の半分にあたる5万kmを突破したという。
完走するだけでも大変そうだが、スペシャルサイトで公開中のムービーには、行く先々で過酷なステージにわざわざ立ち寄る「フォレスター」の姿が。オーストラリア大陸では「最大傾斜52%の岩山」を、ヨーロッパ大陸では「スキー場のゲレンデ」を……、といった具合に、まるで"ムチャぶり"のような難題にガチで挑み、そのオフロード性能を証明してきた。アフリカ大陸で撮影された最新の実証動画では、一体どんな試練に見舞われてしまうのか!?
「全方位SUV」の看板に偽りなし!
これまでの道のりを振り返ると、「フォレスター」の悪路走破性に目を奪われがちだが、SUVとしてはオンロードでの走行性能も重要だ。
ということで、「FORESTERLIVE」では舗装路での動画もあるのだが、その舞台はなんとモータースポーツで有名な世界屈指の難コース(!)。「そんなにいじめなくても……」と思わず同情しかけるものの、SUBARUが誇る「シンメトリカルAWD」のなせる技で、高い速度域での限界走行でも期待以上の安定した走りを見せつける。さらに、「直噴ターボ"DIT"」エンジンがもたらすパワー&レスポンスが、全域で走りをアシスト。いい意味でSUVの枠を超えるオンロード性能を発揮するのであった。
「フォレスター」のキャッチコピーは「全方位SUV」。ここまでの実証結果を見るに、その看板に偽りなし、といった印象だ。
そして、舞台はアフリカの大地へ
最新の実証動画は、アフリカ南西部ナミビアのナミブ砂漠から。まずは硬く締まったダート路に突入する。路面の凹凸が激しく、喋っている間に上下動で舌を噛んでしまいそうなほどの悪路なのに、そんなことお構いなしといった雰囲気でベラベラ実況するドライバーたち……。きっと追従性のよいサスペンションのおかげだろう。
続いて粒子の細かい砂地へ。路面の摩擦変化や砂の深みに足を取られそうになる「フォレスター」。実際、前方にはスタックしてしまったクルマが1台見える。しかし、我らが「フォレスター」は"ドヤ顔"で通過! ちょっと調子にのりすぎなんじゃ……。
そして砂山にさしかかると……、タイヤが空転して前に進まない!? ついにスタック。5万km走り続けて、初めてピンチらしいピンチがやってきたようだ。しかし、「フォレスター」ならではの新機構「X-MODE」がここで発動する。
「X-MODE」とは、ボタンひとつで革新的な統合制御が介入し、4輪の駆動力やブレーキなどを適切にコントロールして、悪路からのスムーズな脱出を実現するテクノロジー。はたして、「フォレスター」は脱出できるのか!?
脱出劇の結末は、最新動画の「実証 #08」でぜひ確かめてみてほしい。なお、冒険の旅は今月から南米大陸へ。過酷な大自然に屈しない「フォレスター」のタフネスに、今後もロマンをかき立てられそうだ。