使いやすい付属のワイヤレスマウスとワイヤレスキーボード
FH78/LDには、ワイヤレスマウスとワイヤレスキーボードが付属する。マウスのサイズは実測値で幅55mm×奥行き102mm程度、重量は電池込みで約80gだった。個人的には手のひらをぴったり載せられる大きめのサイズが好みだが、このくらいのサイズもコンパクトで扱いやすい。便利なのは、ホイールボタンを左右方向へも動かせる点。一般的なチルトホイールとしての機能/動作に加えて、左に倒すとWindows 8のチャームバーが表示され、右に倒すと実行中のアプリを切り替えられるのだ。
キーボードはテンキー付きの日本語108キー構成で、キーとキーの間が離れたアイソレーションタイプ。キーピッチは実測で約19.5mm、キーストロークは約2mm確保されていた。特徴的なのは各キーが階段状に並ぶ「ステップ型キートップ配置」を採用している点だ。さらに「球面シリンドリカルキートップ」と呼ばれる、中央部分でやや凹んだキーを採用することでタイプミスを減らせるほか、長時間のキー入力でも疲れにくい構造となっている。個人的にはキーの押下圧がやや高いように感じたが(押し心地が硬め)、なかなか叩きやすいキーボードだ。
以上、今回の前編ではFH78/LDの本体まわりとスペック、付属キーボード/マウスを紹介した。後編では、テレビ機能、特徴的かつ面白い「視線アシスト機能」、パフォーマンス面のベンチマークなどを取り上げよう。