アニメ映画『劇場版ポケットモンスター ベストウィッシュ 神速のゲノセクト ミュウツー覚醒』の完成披露試写会が6月30日、東京・中野サンプラザで行なわれ、ゲスト声優を務めた高島礼子、中川翔子らが出席した。
ピカチュウ・ザ・ムービーの16作目となる同作は、人間の手によって3億年前の化石から甦ったポケモン・ゲノセクトと伝説のポケモン・ミュウツーの運命の激闘を描く物語。映画は、元AKB48の前田敦子がナレーションを務める短編作品『ピカチュウとイーブイ☆フレンズ』と同時上映で、13日から全国公開予定。
舞台あいさつには、高島、中川のほか、声優を務めた平成ノブシコブシの吉村崇、徳井健太、松本梨香と湯山邦彦監督が夏らしい浴衣姿で登場。ミュウツー役の高島は「とても緊張したけど、思いっ切り演じることができて楽しめました」とあいさつし、7年連続で出演する中川はニンフィアを演じ、「必殺技を家で練習してたんですが、一発OKが出た時は涙が出ました。ポケモンは大人になっても人生の大事な事を教えてくれる」と笑顔でPR。また、イベントには主題歌『笑顔』を担当したいきものがかりも登場し、長編のイーブイ役で声優に初挑戦したボーカルの吉岡聖恵は、「鳴き声で感情を表現するのは難しかったけど、アドバイスを頂きながら演じました」とアフレコを振り返った。
イベント終了後は報道陣の取材に応じ、ポケモンが大好きだと明かした高島は「年を重ねると頑固になるけど、幼い頃の純粋な気持ちを取り戻せる。大人も是非ポケモンデビューして欲しい」と熱弁し、中川も「世界中が笑顔になるポケモンを作ってくれた監督に"ジェット土下座"したい。宇宙が続く限り残る文化だと思う」と魅力をアピール。一方、「見つけてくれるか心配だけど、息子と一緒に観に行きたい」(徳井)、「今回は破天荒をかなぐり捨てて真面目に演じた。久しぶりに僕のピュアな部分を見つめ直した」(吉村)という平成ノブシコブシの2人に、湯山監督は「吉村さんは二枚目のアニメ声で良い声してる。徳井さんも魂を込めてやってくれた」と大絶賛。吉村は「監督とは長い付き合いになりそう。ポケモンと癒着したい」とニヤけ顔を浮かべるも、報道陣にタイトルにかけ「笑いは覚醒した?」と突っ込まれ、「覚醒した笑いをどんどん失ってる。破天荒も使いこなさないと」と苦笑いしていた。