福山雅治主演の人気ドラマ「ガリレオ」の劇場用映画第2弾『真夏の方程式』の初日舞台あいさつが、6月29日にTOHOシネマズ日劇で開催。福山雅治、吉高由里子、北村一輝、杏、子役の山崎光、西谷弘監督が登壇した。
原作は東野圭吾のミステリー小説で、福山演じる天才物理学者・湯川学の活躍を描く。本作で湯川は、美しい海辺の町で起きた連続殺人事件の謎に迫っていく。映画としては、『容疑者Xの献身』(2008年)以来5年ぶりの新作となった。
香港プレミアから帰国したばかりの福山は「今日から全国で見られますが、僕自身、全国の劇場を回り、お客様に直接ご挨拶をさせていただきます」と、熱い意気込みを語った。ドラマの第2シーズンから「ガリレオ」に関わった吉高は「湯川先生と過ごした10ヵ月が終わると思うとすごく寂しいです」といつになく真面目にコメント。続いて「先輩にお尻をふかせるのはよくないなと」と、これまで記者会見や舞台あいさつで福山をいじり倒してきたことへの反省の弁を述べると、会場は爆笑の渦となった。
今回、事件の鍵を握る役どころを演じた杏は「明るい役ではなかったので、海に潜りながら、心の中も深く潜っていました。映画を見たら、いろんな思いを受け、涙が止まらなかったです。それくらい役に入っていました」と、胸の内を告白。それを聞いてなぜか笑いをもらした福山は「吉高さんが横で『完璧だ!』と言うので(笑)。2大朝ドラ女優として学んでくださいね」と吉高に指南。吉高は2013年前期のNHK連続テレビ小説『花子とアン』で、杏は後期の『ごちそうさん』で、それぞれ主演が決まっている。
『真夏の方程式』は、『容疑者Xの献身』の115%の推移で、興収50億超えを視野に入れたロケットスタートを切った。最後に、「ガリレオ」シリーズの続行について尋ねられた福山は「みなさんのご要望があればいつでも! 東野(圭吾)さんの方にぜひお手紙を送っていただいて、盛り上げていただければと」とちゃっかりアピールし、会場を沸かせていた。