本当は喜んでないかも……!?

片思いしている男性と距離を近づける、または交際中の彼にもっと好きになってもらうためには、男性をほめることが重要とは、よく言われていることですよね。でも、あなたがベタぼめしているつもりでも、男性は全くうれしくなかったり、男性の心に少しも響かないほめ言葉があること、ご存知ですか? 今回は男性に言っても喜んでもらえない、または場合によっては傷つけてしまうほめ言葉をご紹介します。

■「いいパパになりそうだよね」

子どもに優しく接している彼を見た時、つい口に出してしまったことはありませんか?

実はコレ、婚活中、特に自身の出産年齢を考えて結婚に対して焦りを覚えている女性がよく使うフレーズ。単に言った女性側の「この人となら幸せな家庭を築けるかも」という願望が込められているだけなので、こう言われても男性はどうリアクションしていいのかわかりません。言われた本人と交際していたとしても、結婚が決まっていないのであれば、なおさら。パパになる前には結婚をするものですし、結婚する前にはお互いに「この人でいいのかしら」と考える交際期間があります。ですから言われた男性側は「そんな先のことを言われても……」と困ってしまうのです。

ほめる場合は自分の願望を込める言葉は不要。シンプル&簡潔でも十分に伝わるものなので、この場合はここまで遠回しに言わなくても、「優しいね」でも喜んでもらえるものなのです。

■「かわいい」

この言葉は言われた側の男性の年齢によって、取材では差がでました。30~35歳以上の男性ですと、喜んでもらえる確率がかなり高くなるようです。ですが、29歳以下の男性に言うと、「子ども扱いしやがって」と不評を買ってしまう恐れがあります。仕事で結果を出した経験がありつつもちょっと仕事にお疲れモードの男性は喜びますが、これからもっと頑張って結果を出さないと、と、奮闘している男性には喜んでもらえない可能性大。

「かわいい」と言われたくない男性は、言われた時点で無反応になることが多いので、サッと話題を転換する機転を備えておいたほうがいいかもしれません。

■「いい人だよね」

ほめ言葉どころか、男性が傷ついてしまうケースが多いフレーズ。いい人=自分は恋愛対象外と男性は受け取ります。しかもなぜか、「いい人だよね」と言われる男性はあなただけではなく他の人から何度も言われていることも多いので、傷口に塩を塗ってしまいかねません。

いい雰囲気で交際寸前だけど、まだ「好き」とは言えずに思わず言ってしまった、という女性がいましたが、そういった微妙な関係では地雷フレーズになり得ることも覚えておいてください。

女性からすると、どれも無意識に発してしまいそうな言葉ばかり。ですが、ほめ言葉は相手との関係性と相手の状況を把握してから言うことが大前提。単に「ほめればいいんだから」と考えて小手先のテクニックに走ると、自分のイメージダウンにつながりかねないので、注意してくださいね。

著者プロフィール

内埜さくら(うちの さくら)
恋愛コラムニスト。1200人以上の人物取材の経験で磨かれた鋭い洞察力が武器。事務、販売、接客など数多くの職業を経験後、2004年にフリーライターとして活動開始。多種多様な依頼をこなすうちに人物取材を得意とするようになり、男性誌で約3年以上、恋愛やセックス特集を担当。ライター活動中に取得した心理カウンセラーになるために学ぶ必須項目の心理学と取材データを元に、処女作の「恋がガンガンうまくいく魔法のフレーズ80」(講談社)を上梓。心理カウンセラーとしても活動中。「恋愛コラムニスト内埜さくらのブログ」も更新中。