Mozilla Japanは6月28日、Android版Firefoxの次期バージョンとなる「Firefox Beta」の提供を開始した。今回Beta版として公開されたバージョンの正式リリースは、米国時間8月6日になる予定。
Firefox Betaは、小さな画面でのブラウジングや目的のサイトへの素早いアクセスを考慮し開発。スマートバー(アプリ上部に表示される検索窓)では、新たに入力中にURLの候補を表示することができるドメインの自動補完機能を搭載。同社では、Firefox Betaが「現在、自動補完機能をサポートする唯一のAndroidブラウザ」としている。
加えて、アドオンマネージャでデフォルトの検索エンジンを変更できるようにした。アドオンマネージャを開き、インストールされている検索エンジンを選択することで変更が可能となる。
さらにFirefox Betaでは、開いている任意のタブを簡単に開いて切り替えることができる「Switch to Tab(タブに切り替え)」機能を搭載。さらに、RSSリーダーにフィードを簡単に登録できる「RSS購読機能」も追加した。なおRSS購読機能は、提供開始時点では日本語での動作には対応しないが、ベータ開発期間中に「My Yahoo!」または「livedoor Reader」のRSSフィードの登録が可能になる予定。このほか、新たにトルコ語とハンガリー語をサポート。全20言語が選択可能となった。
なお、デスクトップ向けFirefoxもBeta版が公開されている。こちらは、開発者がWebサイトやサービスをFirefoxのSocial APIに統合可能となったほか、ツールバーからFacebookと直接共有できる「共有」ボタンが追加された。詳細は同社ブログで確認できる。