会場内の様子

6月26日~28日まで、第24回国際文具・紙製品展ISOT(イソット)が東京ビックサイトで行われている。文具・紙製品、オフィス用品が一堂に出店する商談展で、新製品や新商品が披露される場だ。

アジア最大の商談展で、アート&クラフトゾーンやデザイン ステーショナリー ワールドなど6つの特設ゾーンを設置している。今回は、会場で見つけたちょっぴり心癒される文具を紹介したい。なお、同展示会は商談展のため、一般の方、18歳未満の入場は不可となっている。

やわらかい質感の動物型メモ

マルモ印刷のオリジナルブランド「まるもの」では、紙をメインにした商品を展開している。「ANIMAL memo」はヒツジやミミズクなど動物の形をしたメモ用紙で、表紙には起毛素材を使用。温かい肌触りになっており、メモを取るたびに癒されそう。

「memo BLOCKS」はサイズの違うメモを1つのキューブ状にした商品で、用途に合わせてメモを使い分けることができる。同じくキューブ状のブロックメモ「KAISO memo」は、色や柄の違う紙を使うことで、断面にサンドイッチなどのデザインが施されており、デスクに飾っておきたくなる一品だ。

「ANIMAL memo」

ぬいぐるみのようなアニマルたち

「memo BLOCKS」

「KAISO memo」

また、クリアファイルをふわふわとした肌触りの不織布で包んだ「WOOLLY」からは、「WOOLLY/A4バッグ」と「WOOLLY/A5ファイル」を発表。A4バッグはファイルとしても、簡単なバッグとしても使うことができる。"バッグ・イン・バッグ"として、カバンに入れた書類を整理するのにも便利そうだ。どの商品も、発売時期や価格は未定となっている。

「WOOLLY/A4バッグ」

「WOOLLY/A5ファイル」

日めくりカレンダーがメモ帳に

新日本カレンダーの「365 notebook-A6」と「365 notebook-A7」は、日めくりカレンダーの紙を使ったノート。同社が日めくりカレンダーを生産していたことから、強みを生かして文具を作ろうと、今回の開発に至ったという。

紙は純白紙を使用しており、包装紙にも使われる丈夫さが特徴。付属の下敷きを使って文字を書くことができる。日めくりカレンダーをめくるように、1日1枚メモを書いてみるのも良さそうだ。12月下旬に発売される予定。

また、同社の製造した「2face memo&pen」は、「第22回 日本文具大賞」のデザイン部門を受賞している。配色にこだわった、メモとボールペンを一度に持ち歩けるセットで、ボールペンはスイスのprodir社が製造している。現在発売中で、価格は600円となっている。

今回の展示会のみで公開されたカレンダーデザインの「365 notebook」

「365 notebook」

「2face memo&pen」

お弁当ブラシでキーボードをお掃除

マーナ「キーボードブラシ」は、キーボードのすき間に入ったほこりなどを掃除するブラシだ。自立できるデザインなので、使わないときには立てて飾ることができる。同社はキッチン用品などを扱っており、同商品の「はけ」は、お弁当箱を洗うブラシ用を改良して開発されたという。これならデスクまわりの掃除も楽しくなるかもしれない。現在発売中で価格は263円。

「キーボードブラシ」

使わないときにはディスプレイにも

メッセージカードにもなるふせん

フロンティア「アニマルポップふせん」は、ふせんの中心にある動物の顔を起こして使うことができるふせん。動物以外の部分にはのりが着いているため、机に貼ることができるほか、半分に折りたたんでメッセージカードのように使うことも可能。動物が話しているように伝言を書き込めば、ユーモアのあるメモになりそうだ。プレゼントに添えるのもオススメで、8月に発売される予定。

「アニマルポップふせん」

アニマルの頭部分だけが起き上がる

プレゼントに添えても