Googleは、同社のGoogle Japan Blogにおいて、長崎県長崎市端島(はしま)の「軍艦島」をGoogleストリートビューで公開したことを報告している。

通称"軍艦島"は長崎県長崎市にある無人島で、炭鉱で栄えた当時の鉄筋コンクリートの集合住宅地の跡が、今なお残っており、メディアでも取り上げられるなど観光地にもなっている。遠くから離れて見ると"軍艦"に見えるその風貌はひと目でその迫力がわかるほど。

今回、Googleはこの軍艦島に長崎市の協力のもとGoogle撮影班を送り、おなじみのバックパック型撮影機材トレッカーを背負いながら2時間をかけてストリートビューに収めた。その様子も動画でアップしている。同社では、「長年、海風や台風にされされた端島は、少しずつその形を失いつつあるが、ストリートビューで撮影したパノラマ画像が、端島の今を留めるデジタルアーカイブとなり、未来の世代にその姿を伝える資料となることを願っています。」と結んでいる。

Google Earthで"軍艦島"を検索し、目一杯降下していくところ

"軍艦島"が現れてくる

さらに下降していくとパノラマ撮影されたストリートビューになる

当時のコンクリート住宅がご覧のような状態で残っている