米Googleは6月26日(現地時間)、いわゆる「Google Play Edition」と呼ばれる特別仕様の「HTC One」ならびに「Samsung Galaxy S4」のGoogle Play Storeでの販売を開始した。出荷開始はともに7月9日となっている。最新アップデートの提供が保証され、SIMロックフリーでかつキャリアとの契約が不要というNexusシリーズの特典が得られるのが特徴。
Google Play Editionとは、同社がGoogle I/OでNexusシリーズの携帯端末と同等の特典を持った「Samsung Galaxy S4」の提供を発表したことに端を発したもので、サードパーティのメーカー製端末でありながら、メーカー固有のソフトウェア機能が除外され、Googleからの最新OSアップデートやアプリ提供が保証されている端末のことを指している。今回、Google I/OのタイミングでNexus端末提供が発表されなかったこともあり、Nexusの特徴を持った最新端末はこのような形で提供されることとなった。
「HTC One」ならびに「Samsung Galaxy S4」はそれぞれGoogle Play StoreのDevicesセクションで購入が可能だが、日本からでは同ページにアクセスできないうえ、日本のクレジットカードでは決済できないため、事実上日本からの購入は難しい。Google側の対応を待つ必要があるだろう。価格はそれぞれ599ドルまたは649ドルとなっており(税抜き、発送住所により税額等が変動)、7月9日までの発送となっている。
なおComputerworldによれば、プリインストールされるOSバージョンはAndroid 4.2.2という。カメラアプリ等で従来バージョンから一部変更あるほか、新しいライブ壁紙が追加されているようだ。
関連記事
・【レポート】新ブランド「HTC One」で巻き返しを図る台湾HTCの魅力を探る (2012年09月06日)
・【レポート】ニューヨーク開催の「GALAXY S 4」発表会に参加してきた!! 会場前でも熾烈な宣伝合戦が (2013年03月15日)