オンキヨーは6月27日、シアターサウンドの世界的な基準となっている「THX Select2 Plus」に準拠した9.1ch対応AVレシーバー「TX-NR929」を発表した。発売は7月下旬で、希望小売価格は189,000円。
TX-NR929は、多様化するフォーマットとソースを高品位に再生可能なAVレシーバーだ。Android端末やiPhoneなどとのワイヤレス接続が可能なBluetoothに加え、Wi-Fi機能を搭載。USBポートとネットワークでは、FLAC/WAV形式のハイレゾ音源(192kHz/24bit)やApple Losslessなど、多くのフォーマットの音声ファイル再生に対応する。また、DSDフォーマットについてもPCM変換によって再生が可能(2.8MHz)だ。
「radiko.jp」や「AUPEO!」「TuneIn」などのインターネットラジオにも対応。さらに、オンキヨーが運営する「e-onkyo music」でのドルビーTrueHDによる7.1chサラウンド音楽配信にも対応している。
定格出力は、各チャンネル150W(6Ω、全高調波歪率0.08%以下、1ch駆動時、JEITA)で、周波数特性は、5Hz~100kHz(+1dB/-3dB、Directモード)。3段インバーテッドダーリントン回路や独自のワイドレンジアンプ技術「WRAT」など高音質技術を採用。フロントスピーカーをバイワイヤリング接続した際に、DSPによって周波数帯域を分割する「Digital Processing Crossover Network」機能も搭載している。
HDMI端子は、入力9系統/出力2系統を装備。4K信号のパススルーと、4Kへのアップスケールに対応している。アナログの映像入力インタフェースは、コンポーネント×2系統、コンポジット×5系統、D-Sub×1系統を装備する。アナログの映像出力インタフェースは、コンポーネントとコンポジットがそれぞれ1系統ずつだ。音声入力インタフェースは、デジタル×6系統にアナログ×7系統を装備。音声出力インタフェースは、アナログ×2系統(ZONE 2/3)、11chプリアウト×1系統、サブウーファー出力×2系統を装備する。本体サイズはW435×D437.5×H198.5mmで、質量は18.5kg。