ニュージーランド航空の新機体色をまとったボーイング787のイメージ

ニュージーランド航空はこのほど、来年導入が予定されている新型旅客機「ボーイング787-9型機」10機の就航ルートと装備シートを発表した。

3座席が平らなソファーになるシートを設定

ニュージーランド航空は世界で最初にボーイング787-9型機を導入。主な就航先は、長距離線が東京および上海。中距離線がパース、ホノルル、パペーテとなる。また同機に装備するシートについては、長・中距離セクターに導入することを想定して様々な調査を行い、4種類を選定した。

「ビジネス・プレミア」は、ニュージーランド航空を象徴するオフホワイトの高級皮革を使用したアームチェアー。フルフラットベッドにもなり、形状記憶マットレスと軽い羽根布団(ドュヴェ)、フルサイズの枕2個が装備される。

「プレミアム・エコノミー」は、米国のシートデザイン企業「ゾディアック」が独自にデザインした、準ビジネスクラスの特注シート。高級皮革のシートは座席ピッチ41インチ(約104㎝)で、5インチ(約13㎝)幅のアームレスト、レッグレスト、足に合わせて伸びるフットサポートにより、ゆっくりくつろげる作りとした。

「エコノミー『スカイカウチ』」は、ニュージーランド人デザイナーによる16列のシートで、横一列3座席が平らなソファーになるという。「スタンダード・エコノミー」は、前述のゾディアック社が設計した通常シートで、薄型でも快適な背もたれが広い空間を感じさせ、体にフィットする革張りシートと調整可能なヘッドレストを装備する。