ユビキタスエンターテインメント25日、書きメモに特化した8型タブレット「enchantMOON」の発売日を7月7日に決定したと発表した。また発表に合わせて東京・五反田のゲンロンカフェで完全予約制の発売記念イベントを開催する。

enchantMOON

「enchantMOON」は、OSにAndroid 4.0をベースとした独自OS「MOONPhase」を採用した8型タブレット。紙のノートと同様の操作性に加えて、プログラミングなどの情報処理を手軽に行うことを目的として設計されたデバイスで、単に紙のノートを電子化するだけでなく、プログラミング教育やコンピュータの新たな活用といった幅広い用途への応用を想定する。

設計に、「ふしぎの海のナディア」や「ローレライ」などの映像作品で知られる映画監督の樋口真嗣氏と哲学者/思想家の東浩紀氏が関わり、外観デザインはテレビアニメ「灰羽連盟」の原作や漫画「リューシカ・リューシカ」の執筆などでも知られるイラストレーターの安倍吉俊氏が手がけている。

2013年4月の発表当初は5月下旬~6月中旬の出荷を予定していたが、「高精度タッチパネルの部材確保の遅延」により、6月中旬~下旬への発売延期を発表。さらにユビキタスエンターテインメント 代表取締役社長 兼 CEOの清水亮氏のブログでさらなる遅れを告知していた。

発売記念イベントは2013年7月7日の12:00から開催する。enchantMOONの実機展示のほか、開発・製造に当たっての経緯の説明が行われる予定。参加は予約制で、イベントの告知サイトより申し込みを行う。すでに満席となっているが、当日のイベントの様子はUstreamで生中継を行うという。