自分の地元が好きですか?

オウチーノ総研は首都圏で暮らす20歳~29歳の地方出身者を対象に、「地元に関するアンケート調査」を行った。調査は6月6日~11日にかけて行われ、370人から有効回答を得た。

地元好きの理由は「愛着がある」「落ち着く」

まず、「あなたは自分の地元が好きですか?」と尋ねたところ、84.1%もの人が「好き」と回答した。その理由として、「育った場所なので、愛着がある」(男性29歳)、「ゆったりした時間が流れている」(女性29歳)、「自然が多くて落ち着く」(男性28歳)などのコメントが寄せられた。

一方、「自分の地元が好きではない」と回答した人の意見には、「田舎過ぎて何もなく不便」(女性26歳)、「娯楽もないし、周囲の人への関心も高いので住みづらい」(女性28歳)のほか、「皆地元から離れていき、自分がいた時とは違う街になっているので親近感がない」(女性29歳)といったものがあった。

59%の若者が「地元に戻りたい」と回答

次に、「可能か不可能かは別にして、あなたは将来、自分の地元に戻りたいと思いますか?」と尋ねたところ、59.2%が「戻りたいと思う」と回答。「戻りたいと思わない」は40.8%だが、そのうち27.8%は「地元が好き」な人だった。地元が好きなのに戻りたくない理由としては、「生活が短調だから」(女性21歳)、「帰っても仕事がない」(男性28歳)などがあった。

あなたは将来、自分の地元に戻りたいと思いますか?

中国地方出身の若者は地元愛が強い?

今回の調査で、「自分の地元が好き」と回答した人が最も多かったのは「中国地方」で95.7%。次いで「北海道・東北地方」(91.5%)、「九州・沖縄地方」(87.2%)、「北陸・甲信越地方」(87.0%)、「東海地方」(79.5%)、「関西地方」(76.5%)、「関東地方」(75.5%)、「四国地方」(70.6%)という順になっている。