落札後のオークション会社職員(左)と日本KFC社長:渡辺正夫氏(右)

日本ケンタッキー・フライド・チキンは24日、ケンタッキーフライドチキン(KFC)創業者カーネル・サンダース(1890-1980)が生前着用していた白いスーツを、オークションで落札したと発表した。

「カーネル・サンダースの白いスーツ」を1万8,000ドルで落札

「カーネル・サンダースの白いスーツ」は、6月23日(現地6月22日)に米国テキサス州ダラスにて行われたヘリテージ・オークションズによる「American and Political Signature」オークションにて落札。落札金額(白いスーツ上下、ストリングタイ)は、1万8,000ドル(約176万円)、諸経費込金額は、2万1,510ドル(約210万円)となる。

落札された白いスーツは、出品者のマイク・モリス氏が、親しくしていたカーネルから、10代の頃にハロウィンパーティのために借り、その後譲り受けたもので、カーネル・サンダースが82歳(1972年)のときにオーダーメイドで作られたものとされている。

白いスーツはカーネルのトレードマークにもなっており、常に4着ほど所有していたと伝えられているが、今回落札されたスーツはその1着となる。作られた1972年は10月にカーネルが初来日した年でもあり、日本で着用していた可能性も考えられるという。

白いスーツは今後、日本国内のKFC店舗で一般公開する予定。また、同社では、同オークションにおいて、スーツ以外にもカーネル自身にまつわるグッズを落札しており、KFCのみならず歴史的な資料として公開を検討する予定という。