JR四国はこのほど、"元祖トロッコ列車"として知られる予土線「清流しまんと号」の現行デザインでの運行を、8月31日限りで終了すると発表した。
トラ45000形式を使用した「清流しまんと号」は、国鉄時代の1984(昭和59)年7月21日に、国鉄では初となるトロッコ列車として運行開始。いまでは全国各地で見られるトロッコ列車の先駆けとなった列車だ。
現行デザインでの運行日は、7月13日、7月17~20日、7月24~27日、7月31日、8月1~31日。1日1往復運転で、下り「清流しまんと1号」は窪川駅15時1分発、宇和島駅17時44分着(トロッコ乗車区間は土佐大正~江川崎間)、上り「清流しまんと2号」は宇和島駅11時32分発、窪川13時51分着(トロッコ乗車区間は十川~土佐大正間)。トロッコ車両(定員40名)のみ指定席で、指定券の料金は大人510円、小児250円。
「清流しまんと号」は今年秋以降、JR九州など多くの鉄道車両でデザインを手がける水戸岡鋭治氏のデザインによる車両として生まれ変わり、運行されるとのこと。
予土線ではその他、デザインをリニューアルした「海洋堂ホビートレイン」も7月14日から運行開始する。これに先立ち、7月6日に高松駅で、7日に松山駅で、13日に高知駅で、それぞれ車両展示会を実施。運行開始前日の13日には、窪川駅ホームにて出発式を行う。