俳優の福山雅治、女優の吉高由里子が23日、東京・港区六本木で行われた、映画『真夏の方程式』のジャパンプレミアに出席した。
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映画『真夏の方程式』のジャパンプレミアに出席した福山雅治と吉高由里子 |
映画『真夏の方程式』は、東野圭吾の同名小説（文春文庫刊）を西谷弘監督が実写化したミステリー作品。開発計画の説明会にアドバイザーとして美しい海の町に呼び出された“ガリレオ”こと湯川学物理学准教授(福山)は、1人の少年・恭平(山崎光)と出会う。翌朝、堤防下の岩場で男性の変死体が発見され、捜査一課の岸谷美砂(吉高)は湯川に協力を依頼。事件を巡る複雑な因縁が明らかになる中、湯川は真相を解き明かすことが出来るのか――というストーリーで、映画は29日から全国公開予定。
約600人の観客の歓声の中、レッドカーペットをファンに笑顔で手を振りながら歩いた福山は、「泣けるシーンがたくさんあって涙した。人は家族や自然と共に生きているというメッセージが伝われば」とPR。2人はフジテレビ系で放送中のドラマ『ガリレオ』第2シーズンの撮影が終わったばかりで、初の刑事役に挑んだ吉高が「ようやくカバンから『ガリレオ』の台本を出すことが出来ました。こんなに台本を持ち歩いた事は無い」と安堵の表情を浮かべると、福山は「やっと長いセリフを覚えなくて良いんだとホッとしてたけど、映画のプロモーションが始まって気合いが入ってきました」と改めて意気込んだ。
ドラマ撮影前の昨年9月にクランクインした同作だが、所属事務所の先輩、後輩である福山と吉高は初共演。吉高は「福山さんが歩いて来た時に偉い人たちの取り巻きが多くて。あんなに人件費を使って良いんだと思いました」と語り、「『スターが来たみたいでしたよ』って言ったら、『スターじゃない。ビックスターだ』と返された」とエピソードを明かすと、福山は「大泉洋さんが作ったネタを真似しただけ。僕はどこにでもいる平凡な男です」とタジタジ。一方、吉高について「自由奔放なイメージだったけど、誠実なお芝居をする。全力でやるから噛んじゃうけど」と苦笑いする福山に、吉高は「ビックスターと一緒だと緊張しますよ」と返して会場の笑いを誘っていた。
レッドカーペットイベント後は、TOHOシネマズ六本木ヒルズで舞台あいさつが行われ、約5年ぶりに湯川を演じた福山は、「終わった後も眠らせていた役だったので、リスタートするのは苦じゃなかったし楽しみだった。セリフを覚えることはもう無いけど、今もまだ続いてる気持ち」と心情を吐露。また、「映画が公開されると、もう『ガリレオ』に関わる事が無くなる。福山さんとのお別れが寂しいです」と言う吉高は、福山について「思っていたより気さくで冗談とかを言うんだと。むしろ冗談しか言ってなくて、完全にオッサンに見えた」と暴露すると、福山は「冗談とかセクハラとかね」と自嘲していた。
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