映画『10人の泥棒たち』の初日舞台あいさつが22日、東京・TOHOシネマズ六本木で行われ、日本語吹き替え版の声優を務めた山寺宏一、平野綾、朴ロ美(ロは王へんに路)らが出席した。

左から、中井和哉、平田広明、野島健児、平野綾、朴1ロ美、山寺宏一、小松由佳、小山茉美、小山力也、石塚運昇

同作は、韓国で観客動員数歴代1位を獲得したアクションエンタテインメント作品。韓国を拠点に活動する6人の窃盗団が、新しい計画のために香港に向かい、4人組の中国人窃盗団と合流。世界に1つしかない幻のダイヤモンド"太陽の涙"の強奪計画を立てた10人は、3つの愛が交錯する中、計画を決行に移す――というストーリーで、映画は全国公開中。

舞台あいさつには、山寺、平野、朴のほか、声優の平田広明、石塚運昇、小山茉美、小山力也、野島健児、小松由佳、中井和哉がそれぞれが演じた登場人物になりきった衣装で颯爽と登場。強奪計画を仕切るマカオ・パク役の山寺は、ズラリと並んだ豪華キャストに「このメンバーを私が仕切れるわけがない」と苦笑しながら、「この声優陣と舞台あいさつが出来てうれしい。色んな要素が詰まった最高のエンタテインメント作品を素晴らしい声優たちが演じています」と自信を持ってPR。山寺は「これから泥棒ブームが来ると思う」と言いつつ、「1つ言っておきますが、泥棒は犯罪です! 実際に泥棒はしないで」と呼びかけて会場の笑いを誘っていた。

また、同作では3つの愛が絡み合う人間模様も見どころだが、危険な恋に落ちる熟年カップルのチェン役の石塚とガム役の小山茉美は、「茉美ちゃんと1日恋愛してるみたいだった」(石塚)、「官能的でトキメキました」(小山茉美)と微笑み合い、山寺は「収録後は2人でどっか行っちゃうんじゃないかと思いましたよ」と2人の仲の良さを吐露。一方、イェニコール役の平野に恋するザンパノ役の野島に、平田が「濃厚なラブシーンって実際に惚れたりするの?」と聞くと、野島は「無きにしも非ずですね」とニヤけ顔。そんな男性陣の会話に「困っちゃうな~」と照れ笑いを浮かべていた平野は「悪い女なので、(男性を)手の平で転がしてる感があって楽しかった」と役どころを振り返り、「こんな素敵な先輩方とやらせて頂いてうれしい」と感激していた。