俳優の玉木宏、本田翼、木村文乃、時任三郎らが、東京駅開業100周年を記念して制作される映画『すべては君に逢えたから』(11月22日公開)に出演することが21日、明らかになった。
同作は、東京駅が2014年12月で開業100周年を迎えることを記念して制作される作品で、監督は、『犬と私の10の約束』(2008年)や『ゲゲゲの鬼太郎』(2007年)などで知られる本木克英が務める。1日に100万人以上が利用するメガステーション・東京駅を舞台に、男女10人の6つのストーリーで、それぞれの"愛"を描いた。出演者には玉木、本田、木村、時任のほか、高梨臨、東出昌大、市川実和子、大塚寧々、倍賞千恵子、小林稔侍ら豪華俳優陣が名を連ねる。
玉木が演じるのは、心を閉ざしたWEBデザイン会社の社長・黒田和樹。ある偶然がきっかけで、高梨演じる劇団員・佐々木玲子とのラブストーリーが展開する(「イヴの恋人」)。今回の出演に際し、玉木は「僕自身が経験したことのない新しい作品で、監督とも意見を交えながら、すばらしい作品ができていると感じています」とコメント。高梨も「みなさんのクリスマスの思い出の1つになればと思います。大切な人や好きな人と一緒に見てもらいたい作品です」と期待を寄せている。
東京と仙台の遠距離恋愛を描いた物語には、木村と東出が出演。東京在住のデザイナーの卵・山口雪奈を演じる木村は、「私が恋愛もの? と、まだどこか実感しきれていない部分や、ましてや等身大のということで大丈夫だろうかと思う気持ちもあります」と不安をのぞかせつつ、「本木監督をはじめ、頼れるスタッフの方々とすてきなキャストの皆さんとご一緒させていただけるので、一人じゃないと思えます」と語っていた。
そのほか、思いを寄せる先輩になかなかアプローチできない学生を描いた「クリスマスの勇気」には本田、東京駅近くでケーキ屋を営む女性とそのケーキ屋に突然現れる男性との物語「遅れてきたプレゼント」には倍賞と小林、余命半年を告げられた新幹線の運転士を描いた「二分の一成人式」には時任と大塚、養護施設の先生と施設の子どもの物語「クリスマスプレゼント」には市川が出演する。