米Facebookは現地20日、写真共有アプリ「Instagram」に動画機能を追加すると発表した。アプリ内から動画を撮影し、フィルターをかけて投稿できるが、同様の機能を持つアプリとしてTwitter傘下の「Vine」もある。InstagramとVineは何が違うのか。実際に試してみた。
動画共有アプリとしては今年1月に登場したTwitterのVine。リリース時期ではVineが先行しており、1300万会員を集めるまでに成長している。一方、Instagramは写真共有の世界ではすでに1億3000万ユーザーを抱える世界最大のコミュニティだ。動画というフィールドを舞台にしたFacebookとTwitterの新たな戦いに注目が集まっている。
では、InstagramとVineは何が違うのか。Instagramで撮影・共有できる動画は最大で15秒間だ。Vineは最大約6秒間なので、倍以上長く撮れることになる。もっとも、長く撮れればいいというものでもない。この制限時間の違いには、1ツイートあたり140文字という制限をつけたTwitterとFacebookの思想の違いが表れているようで面白い。
Instagramを起動して下部中央の撮影アイコンをタップし、さらにビデオアイコンをタップすることで動画撮影モードに切り替わる。録画は中央の赤いビデオアイコンを"押し続ける"ことで行う。押している間は録画が続き、指を離すと停止する。再び押し続けると15秒経過するまでは録画を続けられる。このあたりの操作性はVineとよく似ている。なお、撮影フォーマットはVineもInstagramも1:1の正方形だ。
録画が終わったら「次へ」をタップ。続いて行うのは「フィルタ」の選択だ。「Stinson」や「Vesper」「Ginza」といった13種類ものフィルタが用意されており、タップすることで実際の仕上がりをリアルタイムに確認しながら選ぶことができる。Vineにはフィルタ機能はなく、Instagramらしい機能といえる。