日立アプライアンスは6月20日、圧力&スチームIHジャー炊飯器「打込鉄釜 ふっくら御膳 RZ-TW3000K」を発表した。発売は8月8日。価格はオープンで、推定市場価格は110,000円前後。
打込鉄釜は、鉄製の内釜に鉄を溶射打ち込みすることで形成されている。この工程で、発熱性に優れる金属鉄層と蓄熱性に優れる酸化鉄層、断熱性を持つ真空層の3つの層を作ることで、IHによる発熱性と蓄熱性が高められているのが特徴だ。
RZ-TW3000Kでは、打込鉄釜の側面部分にさらに150gの鉄を溶射。側面が内釜の中央よりも遅れて加熱される側面肉厚構造となった。炊飯初期時に中央部から沸騰させることで、熱の通り道を作り、その後側面からの熱を加えて全体に熱を行き渡らせる。蒸らし時には、圧力がかかった状態でスチームを発生。真空断熱容器によって熱を閉じ込めることで、ふっくらとした炊き上がりを実現する。また、炊飯時に蒸気をほとんど出さない「蒸気カット」機能も搭載している。
真空断熱容器とスチームは保温時にも効果を発揮する。熱が逃げにくいために、追加の加熱を行う必要が少なく、乾燥が抑えられる。保温開始から40時間経過時での水分量は、炊きたて時の約98%だ。
炊飯容量は0.09~1.0L(0.5~5.5合)。定格消費電力は1,400Wだ。本体サイズはW267×D361×H246mmで、重量は約8.1kg。