フォード・ジャパンは9月7日、コンパクトSUV「クーガ」をフルモデルチェンジして発売する。エコブーストエンジン、新設計のインテリジェントAWD、アクティブシティストップ、ハンズフリー・パワーリフトゲートなど、数多くの先進技術を搭載する。

フォードの新型「クーガ」

新型「クーガ」は、「フォーカス」に続き、フォードの「One Ford戦略」の下、グローバル・プロダクトとして世界中で展開。エクステリアはフォードが提唱する「キネティックデザイン」コンセプトを取り入れ、モダンかつ先進的なイメージを強調した。旧型モデルと比べて全高を1cm低く、全長を9.5cm大きくし、よりスポーティなプロポーションに。

エンジンはフォードがグローバル展開するグリーン・エンジン、1.6リットルのエコブーストを搭載。トランスミッションには6速セレクトシフト付オートマチックを組み合わせる。この結果、182PSというハイパワーを発揮しながら、旧モデル(2.5リットル 5気筒エンジン+5速AT)との比較で燃費が20%以上改善した。駆動システムも新設計のインテリジェントAWDが採用され、路面や走行状況に応じてトルクを自動的に配分する。

インテリアは航空機のコクピットのようなデザインを採用。マイクロソフトと共同開発したフォード独自のドライバー・コネクト・テクノロジー「SYNC」を全車標準装備とする。ラゲッジルームは従来のモデルより46リットル拡大し、クラストップレベルとなったほか、このクラスで初となるハンズフリー・パワーリフトゲートを一部グレードで採用。スマートキーを携帯してリアバンパー中央の下側でキック動作をすることで、両手がふさがった状態でも簡単にテールゲートを開閉できる。

コンパクトSUV「クーガ」は9月7日発売。価格は「タイタニアム」が385万円、「トレンド」が340万円となる。