海外旅行先でスマホを現地購入して活用することはできるのだろうか? 予算は1万円。前回より、カナダのバンクーバーで通信料込み1万円のプリペイドスマホを探している。後編では、実際に1万円スマホを購入し、開通作業を行う様子を紹介する。
Best Buyで料金込み1万円スマホを購入
プリペイドスマホとして売られている機種は各事業者5機種前後。予算は1万円とすると101カナダドル以下の製品を探すことになるが、プリペイドスマホの価格はアメリカより高い印象を受けた。また前述したようにTelusはプリペイドスマホ代の中に20カナダドルの料金が入っているためその分お徳である。
101カナダドル以下の各社のスマホの中で、今回選んだのはTelusが販売するSamsungの「GALAXY Discover」。Best Buyで89.99カナダドルだった。ディスプレイは3.5インチQVGA、CPUは800MHzとミッドレンジの下クラスの製品だが、OSはAndroid 4.0を搭載。なお購入後改めてFuture Shopのほうへ行ったら同じものが79.99ドルだった。購入時は同じ製品でもこの2店舗で価格を比較したほうがいいだろう。
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Best Buyで購入したTelusのGALAXY Discover |
Future Shopのほうが10ドル安く、価格比較をしてから購入すべきであった |
開通作業は自分で行うので、レジでお金を払えばそのまま持ち帰ることができる。なおプリペイドSIMに入っている20カナダドルでは後述するが100MBしかデータが利用できない。より多くのデータ量を必要とするなら、あらかじめ料金追加のバウチャーを合わせて買っておくといいだろう。追加のデータ料金は100MB/10カナダドル、500MB/25カナダドル、1GB/30カナダドル。いずれも1カ月間有効だ。
ではホテルへ戻りさっそくパッケージを開封して開通作業を行おう。パッケージの中には本体の他にバッテリーやSIMカード、ACアダプタなどが入っている。SIMカードに書かれた891で始まる14桁の番号、そして端末のIMEI番号がこの後の登録作業で必要になる。
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パッケージ内には付属品やプリペイドSIMが入っている |
登録にはSIMカードの番号と端末IMEI番号が必要だ |
登録作業はPCを使いオンラインで行う。まずTelusのWEBサイト(www.telus.com)にアクセスし、タブメニューからPhones → Prepaidと進む。画面の右側のPrepaid options のところに「Activate online」があるのでここをクリック。次の画面では新規開通なのでNew to TELUSのPrepaid serivceのところにある「Activate」をクリックする。
そして次の画面からは実際の開通作業だ。SIMカードの台紙にある891で始まる番号と、購入したGALAXY DiscoverのIMEI番号(パッケージ外側、あるいは本体の電池をはずした内側に記載)を入力。次の画面では氏名やメールアドレス、そして登録先としてホテルの電話番号や住所、最後にパスワードを設定。次の画面に進めば割り当てられた電話番号が表示される。
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TelusのホームページからPrepaidのページへ移動 |
Prepaid servicesのActivateをクリック |
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SIM番号と端末IMEIを入力 |
氏名など個人情報を入力する |
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住所はホテルのものでよい。パスワードも設定 |
登録が完了すると電話番号が通知される |
続けて次の画面では料金の選択に移る。20カナダドルの残高で加入でき、データ通信が出来るのは「Data+messaging 20」のプラン。このプランは音声通話に加え100MBのデータが30日間利用できる。プランを選択すると自動的に更新するかの選択画面も出るが、短期滞在なら更新しないほうを選ぼう。また料金追加のバウチャーを購入しておいた場合、ここでデータ利用量を追加することもできる。その場合は希望のデータ量にチェックを入れる。
