東京都交通局と東京メトロは19日、東京メトロ南北線・都営三田線白金高輪駅の「都営三田線経由東京メトロ連絡普通旅客運賃表」の一部に誤表示があったと発表した。
今回の発表によれば、白金高輪駅改札口付近の自動券売機の頭上に掲出された運賃表において、同駅から都営三田線経由で東京メトロ日比谷線南千住駅までの大人連絡普通旅客運賃が誤って表示されていたという。
今年3月16日、東京メトロ日比谷線と都営新宿線岩本町駅が乗換駅に追加指定された。これにともない運賃が変更され、白金高輪~南千住間(都営三田線経由)は300円に。しかし白金高輪駅改札口付近の運賃表では、変更前の運賃(330円)が3月16日以降も表示されていた。6月18日17時50分頃、利用者からの指摘で誤表示が判明。運賃を過剰に収受した可能性があるとされている。
PASMO・SuicaなどICカードの利用者に過収受はないが、白金高輪駅で330円の大人連絡普通旅客運賃を支払った利用者は最大27人とされ、過収受金額は最大で合計810円。両社局では、該当する利用者に対し、過収受分を返金することで対応するという。返金期間は8月18日まで。東京メトロおよび都営地下鉄各駅(一部の駅などを除く)にて取り扱う。3月16日から6月18日までの期間、白金高輪駅で330円の連絡切符(小児は170円の連絡切符)を購入し、白金高輪~南千住間を乗車した利用者が返金の対象となる。
なお、誤表示の判明した白金高輪駅の運賃表については、速やかにシールで訂正を行った。また、両社局の連絡運賃が記載された各駅の運賃表も表示内容の再確認を行ったが、他に誤表示はなかったとのこと。「このたびは、お客様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」「今後、このようなことによりお客様にご迷惑をおかけすることがないよう、管理体制を強化してまいります」と発表している。