コーエーテクモゲームスは18日、東京・六本木の「ラフォーレミュージアム 六本木」にて、ハンティングアクションゲーム『討鬼伝』の完成発表イベントを開催し、開発者のプレゼンテーションに加え、タレントの南明奈や、お笑いコンビ・パンクブーブー佐藤哲夫、スリムクラブ真栄田賢を招いたトークセッションなども行われた。

左からスリムクラブ真栄田賢、コーエーテクモゲームス代表取締役社長・襟川陽一氏、『討鬼伝』プロデューサー小笠原賢一氏、ゼネラルプロデューサー鯉沼久史氏、SCEJAプレジデント河野弘氏、南明奈、パンクブーブー佐藤哲夫

『討鬼伝』は『真・三國無双』シリーズなどを手がけた「ω-Force」が世に送り出す、PS Vita/PSP専用のハンティングアクションゲーム。ジャンルはコーエーテクモゲームスの得意とする「歴史」のエッセンスを盛り込んだ和風歴史ファンタジーで、プレイヤーは"鬼"との終わらない戦いが続く世界を舞台に、特別な力を持つ"モノノフ"と呼ばれる戦士となり、人の世を滅びから守るため"鬼"を討伐することが目的。"鬼"の体の一部を斬り落とし破壊する爽快感を「部位破壊アクション」で実現するほか、歴史上の人物が戦いをサポートしてくれる「ミタマ」システムなどを用意。また、PS Vita版とPSP版とのクロスプレイやアドホックモードによるプレイに加え、PS Vita版ではインフラストラクチャーモードで全国のプレイヤーとの共闘もできる。6月18日から体験版第2弾の配信がスタートし、このバージョンでは製品版にセーブデータを引き継ぐことも可能となっている。

『討鬼伝』のスクリーンショット

イベントには、まずコーエーテクモゲームスの代表取締役社長・襟川陽一氏が登壇。『討鬼伝』は、体験版を通じてユーザーからの意見や要望を取り入れることで、さらに完成度が高められたことを報告。「今後もユーザーと共同で開発するプロセスを採用し、より面白いゲームを作り上げていきたい」と展望を語った。その後登壇したソニー・コンピュータエンタテインメント ジャパンアジア プレジデント河野弘氏も「『討鬼伝』は2013年のVitaを代表する大切なタイトル。ニコニコ生放送や『プレコミュ』を通じて本作を盛り上げていきたい」と襟川氏にエールを送っていた。

そして、『討鬼伝』のゼネラルプロデューサー鯉沼久史氏によるプレゼンテーションでは、ハンティングアクションでは軽視されがちなストーリー部分もしっかり描いており「マルチプレイと共に、ソロプレイもじっくり楽しんでほしい」と説明。そのほか、『ソウル・サクリファイス』との衣装や『みんなといっしょ』とのコラボ、プロモーション用のアニメ制作(STUDIO4℃が担当)などの新要素も続々と明らかに。さらに会場には『討鬼伝』の衣装に身をつつんだトロとクロが応援にかけつけ、会場を沸かせていた。

コーエーテクモゲームス代表取締役社長・襟川陽一氏

ソニー・コンピュータエンタテインメント・ジャパン・アジアプレジデント河野弘氏

今後も『討鬼伝』の様々なプロモーションが展開される予定

イベントの後半には、スペシャルゲストとしてタレントの南明奈、お笑いコンビのパンクブーブー佐藤哲夫、スリムクラブ真栄田賢が登場し、『討鬼伝』のマルチプレイを体験。また、ゲーム開始前には、佐藤が「『信長の野望』のおかげで、小学生の頃、クラスの半数以上が答えられなかった『長宗我部』を答えられた」とゲームに助けられたことを告白し、会場の笑いを誘っていた。

マルチプレイでは、スタート直後にいきなりの巨大な敵ミフチとの戦闘となるが、さすがゲーム好きとして知られ、すでに体験版(第1弾)もプレイ済みだという3人。途中、南が敵の攻撃で倒れるシーンもあったが、助っ人の『討鬼伝』ディレクター森中隆のサポートもあり、見事討伐に成功。森中は南に対して「武器の中で一番テクニカルな鎖鎌を使いこなしてますね」と称賛していた。

トークセッション&ゲームプレイの様子。マルチプレイではミフチの足の部位破壊を試み、息のあったプレイを見せつけたゲスト3人

プレイ後の感想として佐藤は「武器のエフェクトがすごく、攻撃するのも気持ちいい。コーエーテクモゲームスがまたすごいゲームを出した」と大絶賛。また、真栄田は「体験版第1弾に比べてさらにテンポがよくなった。エリア切り替えもスムーズ。開発者の愛を感じました」とさらなる進化に驚いた様子。そして南は「簡単操作で派手なアクションが楽しめた」と女子でもプレイしやすいことを強調していた。

『討鬼伝』は6月27日発売で、価格はPS Vita版が6,090円、PSP版が5,040円。

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