俳優のジョニー・デップが、大ヒット映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の自身が演じるジャック・スパロウに扮して、何の予告もなく小児病院を突撃訪問して、苦しむ子供たちを喜ばせている。
慈善活動に熱心なジョニーは、普段からよく『パイレーツ・オブ・カリビアン』の衣装姿で移動し、そのキャラクターになりきって病を患う子供たちを驚かせているという。同シリーズ作品のプロデューサーであるジェリー・ブラッカイマーは、プロデュースド・バイ・コンファレンスの観客に「ジョニーは自分がどんなに恵まれた人間かということが分かっているから、お返しをしたがってるんだよ」と話している。
2010年には、ロンドン市内の学校に通う9歳の少女ベアトリス・ディラップちゃんが近くのオールド・ロイヤル・ネイヴァル・カレッジで『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』の撮影をしていることを聞きつけて、自分の学校に来てほしいと出した招待をジョニーが受けたこともあった。
ベアトリスちゃんが、グリニッジにあるメリディアン小学校への訪問を依頼する手紙をジョニーに送ったところ、ジョニーはそれを受け入れて同校の集会にキャプテン・ジャックのコスチュームで登場して生徒たちを驚かせている。
当時ベアトリスちゃんは「これまでの学校行事でも最高に興奮した日だったわ。友達と一緒にロケ地を見に行った後に手紙を書くことを思いついたの。学校の事務所にいるパットさんがそれを届けてくれたわ。そうしたら昨日の放課後、特別集会に呼ばれたの。校庭でちょっとした事件があったと言われたわ。そうしたらジョニー・デップがキャプテン・ジャックの姿で登場したのよ! みんな息をのんだり叫んだりしてたわ! ジョニーはポケットから私の手紙を取り出して、額に入れるって言ったの。それから私を呼んでハグをしてくれたのよ!」と感激した様子で説明していた。
(C)BANG Media International