「黒いスーツを着た男」主演のラファエル・ペルソナーズ

東京都千代田区の有楽町朝日ホール及び、TOHOシネマズ日劇(東京会場)で、「フランス映画祭2013」が開催される。開催日時は6月21日(金)~24日(月)まで。

1993年からユニフランス・フィルムズ主催で行われている同イベントは、フランス映画の話題作や最新作を、出演俳優や監督などをゲストに迎えて上映している。21回目を迎える今年は、ビジュアルを一新し公式サイトをオープン。また、アンスティチュ・フランセ日本の協力のもと、東京のほか各地でも開催するという。

オープニング作品は、第60回サン・セバスチャン国際映画祭で最優秀作品賞と最優秀脚本賞をダブル受賞、第37回トロント国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞するなど、国際的に評価が高まっているフランソワ・オゾン監督の「In the House」。上映では、オゾン監督と主演エルンスト・ウンハウワー氏のトークも行われる。

そのほか、ラウル・ルイス監督最後のプロジェクト「ウェリントン将軍~ナポレオンを倒した男~(仮)」や、本年度パトリック・ドベール賞を受賞した「黒いスーツを着た男」など、様々な作品を上映。

また、「恋のときめき乱気流」に出演しているリュディヴィーヌ・サニエ氏、「ウェリントン将軍~ナポレオンを倒した男~(仮)」のバレリア・サルミエント監督や、「黒いスーツを着た男」主演のラファエル・ペルソナーズ氏などがゲストとして来日する。

クラシック作品の上映も

同映画祭初の試みとして、クラシック作品も上映される。作品は、2012年に制作されたデジタル修復完全版「ローラ」。上映後には「勝手にしやがれ」「太陽がいっぱい」などを買い付け日本に紹介した、秦早穂子氏によるトークショーも予定されている。

上映作品やスケジュールなどの詳細は、同イベント公式ホームページを参照のこと。

上映されるデジタル修復完全版「ローラ」

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