秘書という仕事に魅力を感じる方も多いはず。そこで今回は、マナーや一般知識、職務知識を判定する「秘書検定」についてご紹介します。受験方法やオススメの取得時期などを以下で確認しておきましょう。

■秘書検定とは何か?

秘書検定は財団法人実務技能検定協会が運営及び実施している文部科学省後援の検定です。秘書として必要とされる能力として以下の5つの能力を判定します。準1級と1級は面接試験もあり、試験官とロールプレーイング方式で行われ、秘書としての能力が問われます。

「理論」必要とされる資質、職務知識、一般知識

「実技」マナー・接遇、技能

■秘書検定の概要(内容はいずれも2013年現在のもの)

試験日:年3回(6、11、2月)

受験資格:特になし

合格基準:「理論」60%以上、「実技」60%以上

等級:4段階(1級、準1級、2級、3級)

出題形式:
【準1級~3級】選択問題(マークシート方式)と記述問題

【1級】記述問題

参考:公益財団法人実務技能検定協会 秘書検定

■秘書検定の難易度は?

公式サイトのデータによると秘書検定第98回の合格率は1級で37.9%、準1級で35.2%、2級で50.6%、3級で77.2%となっています。秘書検定用のテキストも用意されているので、しっかりと勉強すれば決して難しい内容ではありません。

■秘書検定のメリットは?

秘書検定は学生が受験する割合が最も多く、会社員等は全体の13.3%、現役秘書では1.5%です。社会人としての常識を身につけ、就職活動に活かそうと考えている人が多いと考えられます。秘書を目指さなくても一般事務などの仕事で活かせる知識や技術が身につくため、メリットは大きいでしょう。