東武野田線の新型車両60000系が15日、営業運転を開始した。同路線の普通列車はしばらく8000系で統一されていたが、4月に10000系が就役したのに続き、新たに60000系2編成が投入されることになった。
この日、初運用となったのは柏駅を9時41分に発車する大宮行の電車で、柏駅では出発式も行われたという。その後も大宮~柏間の電車に使用され、「60000系 就役」のヘッドマークを掲げた新型車両が野田線を走行。大宮駅13時25分発の電車は船橋行(通常は柏行)となり、柏~船橋間でも60000系による営業運転が行われた。
新型車両60000系では、LED照明の採用などにより、8000系と比べて使用電力を約40%削減。車内案内用液晶ディスプレイが設置されたほか、東武鉄道の車両では初となる公衆無線LANサービスも開始されている。東武鉄道は今後も8000系の代替車両として60000系を増備する計画で、2013年度は6編成36両を新造するとのことだ。